全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15戦 決勝上位ドライバーコメント - superformula lights

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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第15戦 決勝上位ドライバーコメント

2020/12/19

宮田莉朋

■第15戦 優勝
(カローラ中京 Kuo TOM'S 320/Car No.36/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)

「予選では理想的なタイヤの温め方ができず、なんとかタイムを出せたという状況でしたが、なんとかポールポジションを獲れました。もっと良いタイムが出たと思う一方で、1分31秒台前半を出せたのは想定外でした。この寒い時季にレースやテストを行うことは滅多にないので、入念に準備してきたことが活きたのだろうと思っています。前回の鈴鹿では阪口選手に予選で負けてしまったため、セットアップや走り方などを見直したのが良い方向に行きました。
 今のクルマは燃料の搭載量によってタイムやクルマのバランスが結構変わるので、そこにうまく合わせるのが難しいです。鈴鹿ではユーズドタイヤの方がペース良い中、今回はニュータイヤでスタートしましたが、その分ドロップするのはユーズドタイヤより厳しいかなと予想していました。鈴鹿と富士でコースの特性が違うことと気温の違いなどで、今回は最後にベストタイムを出すことができました。
 明日は2番手グリッドなので、まずはスタートをきっちり決めたいです。第17戦はまたポールポジションからですが、これもスタートが重要だと思うので、どちらのレースもベストを尽くして頑張ります」

阪口晴南

■第15戦 2位
(Buzz Racing with B-MAX/Car No.50/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「路面温度が低いこのコンディションになかなか合わせられず、走り出しから苦戦していました。金曜専有走行の終わりくらいから回復の兆しが見えて、なんとか戦える雰囲気はありましたが、予選に対してはここ最近の3大会より厳しいと思っていたので、セカンドベストが獲れたのは良かったです。
 決勝スタートでは、自分でも想定外というくらい順位を上げられました。それがこのレースで2番手まで上がれた最大の理由です。序盤のペースが自分たちのクルマは強いので、オープニングラップから2~3周で順位を上げられて良かったです。明日は周回数が減って、序盤の僕たちのメリットがより活きてくると思うので、それほど悲観的な結果ではないです。
 それと、今回の富士は意外とニュータイヤのメリットが少ないと感じています。今日の結果も宮田選手がニュータイヤを履いていたからと思うのではなく、自分たちも改善していかないといけないですね。明日は僕がニュータイヤを履きますが、それについてもそれほどアドバンテージがあるわけではないと思って、気を抜かずにやっていきたいです。明日は2勝を目指して頑張ります」

小高一斗

■第15戦 3位
(カローラ中京 Kuo TOM'S 320/Car No.37/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「公式予選では、セットアップに関して問題があり思うようなアタックができず、トップ2とタイム差ができてしまいました。富士は自分としては得意としているコースなのですが、今週は専有走行の走り出しから思うように走れず、苦しい形になっています。
 レースに向けてもいろいろ対策はしましたが、それがうまく反映されずに、レースペースも厳しかったです。そんななか、序盤は後ろを走る名取選手や河野選手の方が速かったのですが、彼らを抑えられたのは良かったです。でも、前を走るふたりと比べるとレベルが低く、悔しいレースでした。今週はまだ1周も思うように走れていません。明日でシーズンも終わるので、最後は気持ちよく終えたいです」

DRAGON

■第15戦 9位(マスタークラス優勝)
(TEAM DRAGON SFL/Car No.30/B-MAX ENGINEERING/Spiess A41)
「今週末は木曜の専有走行からずっと、原因が分からないトラブルを抱えていました。『これなんじゃないか』という部分を詰めてきたのですが、予選までには間に合わなかったですね。ただ、きちんと改善していたとしても、今日の今田選手は速かったので、ポールが獲れたかどうかは分からないです。今回は季節もあり、スリップストリームの効き方もすごくて、アタックの場所取りという問題もありました。
 とはいえ予選には間に合いませんでしたが、クルマの問題を解決できれば決勝ではいけるだろうと思って、いろいろと変えて臨みました。結果的に勝てて良かったのですが、まだ完全には直りきっていないので、明日に向けてエンジニアやメカニックたちと詰めていきたいと思います。今日くらいのレベルで走れれば、後ろを引き離すことはできないかもしれませんが、接戦には持ち込めます。そこで経験の差を出したいですね」