スタートの攻防を制した小高一斗が第16戦で初優勝 - superformula lights

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スタートの攻防を制した小高一斗が第16戦で初優勝

2020/12/20

小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)

 2020年 REBELLION 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第15戦/第16戦/第17戦は12月20日(日)、第16戦/第17戦の決勝日を迎えた。箱根方面から朝日が顔を出し、富士山を照らすなか、午前7時45分に第16戦のグリッドへの試走がスタートした。

 前日の12月19日(土)に行われた公式予選では、1セット目のニュータイヤでのアタックでまずは宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)が1分31秒912をマーク。阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が1分31秒975でこれに続く。

 しかし、2セット目のアタックでは、宮田が1分31秒370をマークし第15戦のポールポジションを獲得するものの、ウォームアップでのトラフィックの影響もあり、セカンドベストを伸ばせず。1分31秒543のセカンドベストをマークした阪口が第16戦のポールポジションを奪い、宮田が2番手に。小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)、河野駿佑(RS FINE K&N 320)が2列目に並ぶことになった。

第16戦のスタートシーン第16戦のスタートシーン

■スタートで小高がトップに浮上

 気温2℃ほどという冷え込みのなか、午前8時10分に2周のフォーメーションラップがスタートした第16戦の決勝レース。ただ、フォーメーション中に6番手グリッドだったルッカ・アレン(Albirex-RT)がダンロップコーナーでスピン。グリッドに戻る際に混乱があり、スタートはディレイに。フォーメーションラップ2周が再度行われることになり、レースは13周に減算されることになった。アレンは最後尾に回っている。

 迎えたスタートでは、2番手スタートの宮田が好発進。TGRコーナーに入っていき、アウトに阪口が並ぶ展開となるが、宮田のさらにインを3番手スタートの小高がうかがう。そんななか、宮田はブレーキングでフロントタイヤをロックしたことでわずかにアウトにはらんでしまい、阪口も同様にアウト側へ。インを回り込んだ小高が一気にトップに浮上することになった。

 小高はスタートからジワジワとリードを広げていくが、2番手につけた阪口、3番手の宮田との差は僅差。トップ3は一団となって序盤のレースを展開していく。その後方からは河野、名取鉄平(TODA FIGHTEX)が続いていく。

 一方オープニングラップでは後方で波乱が。ダンロップコーナーでは、9番手スタートだった本山哲(REBELLION Buzz 320)のリヤに山本左近(REBELLION Buzz 320)がヒットしてしまう。本山はリヤにダメージを受けてストップ。一方左近も2周目にダンロップコーナー出口でスピンしてしまうシーンも見られた。

小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)

■トップ3の攻防は最終周まで続く

 序盤、ダンロップコーナーにはオイルが出ていたこともあり、抜きどころがひとつ減っていた状況ではあったが、トップに立った小高は2秒程度のマージンを築きながら阪口、宮田をリードしていく。

 また、激しいバトルとなったのは4番手争い。第15戦でもバトルを展開していた河野と名取が熾烈な争いをみせ、7周目のアドバンコーナーで名取がオーバーテイク。翌周には河野もふたたび名取に攻防を仕掛けていくが、逆転はならなかった。

 そんな戦いの一方で、トップの小高は終盤、阪口と宮田にわずかに詰め寄られていたものの、最終周まで続いた攻防の末、小高は1.7秒のマージンを保ちトップチェッカー。2019年に全日本F3選手権に参戦を開始して以来、初となる優勝を飾ることに。レース後、小高はパルクフェルメで嬉し涙をみせた。

 2位は阪口、3位は宮田という結果に。4位は名取、5位には河野、6位は入山翔(Albirex-RT)となった。マスタークラスは、2周目にDRAGON(TEAM DRAGON SFL)がスピンを喫し、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がトップチェッカー。DRAGONの連勝は11で止まり、今田がこちらも嬉しい初優勝を飾った。

今田信宏(JMS RACING with B-MAX)今田信宏(JMS RACING with B-MAX)