全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第2戦 決勝上位ドライバーコメント

小高一斗

■第2戦　優勝
（Kuo モビリティ中京 TOM’S 320／Car No.37／TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「もう少し楽な展開で勝ちたかったですが、ペースがあまり良くなかったです。良いスタートは切れましたが、路面温度が思っていた以上に上がっていて、後半のペースが上がらず苦しかったですね。開幕戦から勝ちたかったので、それができなかったのは残念ですが、最低限の1勝をまず挙げることができて良かったです。このレースウイークは専有走行から順位が下でしたし、ずっと調子が上がらず悩んでいました。まだ改善はしきれていませんが、予選でニュータイヤのグリップに頼って予選上位に着けられたことが、勝てた要因かなと思います。次の第3戦は4番手スタートで、もちろん勝ちたいですが抜くのが難しいことも分かっています。今年はチャンピオンを目指しているので、無駄なレースをしないよう、しっかりとポイントを獲っていきたいです」

太田格之進

■第2戦　2位
（HFDP WITH TODA RACING／Car No.2／TODA RACING／SPIESS A41）
「レース後半にかけて小高選手に接近することができました。近づいたので抜けるかなと思ったのですが、そうするとこれだけダウンフォースが抜けるんだなということに驚かされました。そんな中でも最大限の走りはできましたが、あと一歩抜くところまで届かず悔しいレースでした。昨日の第1戦が予想外の残念な結果になったので、勝ちたいという気持ちは強かったです。前のクルマに近づくとどれだけダウンフォースが抜けるかは学びましたし、ほかのクルマとの違いについてもつかめた部分があるので、それを第3戦に活かせればと思っています。最後尾からのスタートなので、なかなか上位まで上がるのは難しいと思いますが、チャンスがあれば少しでも多くのポイントを獲って帰りたいと思います」

平良 響

■第2戦　3位
（Kuo モビリティ中京 TOM’S 320／Car No.38／TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「昨日のレースと同じく5番手スタートだったので、得意のスタートで前に行かないとチャンスはないと思っていました。想定どおりスタートでふたつポジションを上げ、レース中は川合選手が追いかけてくる展開になりました。川合選手は予選でトップタイムでしたし、速いのは知っていたので、メンタル面では厳しかったのですが、しっかりと前を見て、ミラーを気にせずレースができたので、大きなミスをすることなく3位で終えることができました。相手はセクター3がものすごく速く、そこで僕がミスをするとその先のTGRコーナーでかわされることが分かっていたので、そこに集中しました。逆にセクター2はこちらのほうが速いので、ここでできるだけ離すことを意識しました。昨日の第1戦も今回も、スタートからふたつポジションアップできています。午後は3番手からなので、スタートで2台抜いて優勝したいです」

DRAGON

■第2戦　11位（マスタークラス優勝）
（TEAM DRAGON B-MAX 320／Car No.30／B-MAX RACING TEAM／SPIESS A41）
「スタート位置が今田選手よりも前だったので、まずスタートで抜かれないことに集中しました。思いのほか良いスタートが切れて、前にいた若手も2台ほど抜くことができましたが、彼らと競っていると自分のペースも落ちるし、接触する可能性もあるので、とりあえずまた前にいかせて、うしろと勝負しようと思っていました。今田選手はチームメイトですし、クリーンなファイトで、昨日のようにならないよう、最後まで良いレースをしようと考えていました。序盤で逃げる作戦だったので、終盤に近づかれるのは想定済みでした。ただその場合、最終コーナーでスリップ圏内に入られなければ、自分がミスしなければ抜かれないので、そこだけ慎重に走ってストレートで逃げるというパターンで最後までいこうと思っていたので、そのとおりにハマった形ですね。今田選手は速いですが、次の第3戦も僕が前からスタートなので、逃げ切れるように頑張ります」