開幕大会もてぎに向け専有走行開始。初日は高星明誠、2日目は宮田莉朋が首位 - superformula lights

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開幕大会もてぎに向け専有走行開始。
初日は高星明誠、2日目は宮田莉朋が首位

2020/08/28

宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)

 8月27日(木)~28日(金)、栃木県のツインリンクもてぎで「GOLDEX mobile 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権もてぎラウンド」の専有走行が、2日間4セッションに渡って行われた。8月27日(木)のセッション1、セッション2は高星明誠(B-MAX RACING TEAM)がトップタイムをマーク。8月28日(金)は宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が2セッションの首位となった。

■初日は2セッション間の天候が不安定に

 新型コロナウイルス感染拡大の影響にともない、開催カレンダーが大きく変更された2020年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。8月18日(火)に行われた2020年第1回合同テストに続き、いよいよ8月28日(木)、第1ラウンドの専有走行がスタートした。

 第1回合同テストと同様12台がエントリーしている今回のもてぎラウンドだが、この日は吉田基良(B-MAX ENGINEERING)が走行せず、11台が気温30℃を超える酷暑のなか、8月29日(土)の公式予選、そして決勝に向けて走行を重ねていった。ただ午前11時30分からのセッション1では、開始早々宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)がアクセルが反応しなくなってしまうトラブルでストップ。いきなり赤旗中断となってしまう。

 再開後は各車ピットアウト~インを繰り返しながら走行を続けていくが、セッション1終盤にいざ各車がアタックシミュレーションを行おうかというタイミングで、ポツポツと雨が降りはじめてしまう。そのため藤波清斗(B-MAX RACING TEAM)や小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が自己ベストを更新したものの、高星がマークしていた1分45秒405がトップタイムとなった。2番手には阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が続き、宮田(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が3番手に。藤波(B-MAX RACING TEAM)、河野駿佑(RS FINE K&N 320)と続いた。

 この日は1時間のインターバルでセッション2が行われたが、午後2時30分の開始直前に強い雨が降ったほか、その後も晴れ間は見えるものの雨が舞い、ウエットコンディションとなってしまう。路面は少しずつ乾いていったが、開始から43分というところで、入山翔(Albirex-RT)がS字でストップ。赤旗中断となる。

 リスタート後も雨が舞い、コースインするマシンたちはスリックとウエットが混在する状況となるが、10分間延長された午後4時40分に向け少しずつ路面が乾き、終盤には各車がアタックシミュレーションを行っていった。

 そんななか、高星が1分44秒065をマークしセッション1に続きトップタイムを記録。初日を締めくくった。2番手には、1分44秒093を記録した宮田が続き、河野が3番手に。藤波、阪口、小高と続いた。

阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)

高星明誠(B-MAX RACING TEAM)高星明誠(B-MAX RACING TEAM)

■2日目は2セッションとも宮田がトップタイム

 迎えた走行2日目、8月28日(金)も朝からうだるような暑さのなかで午前9時30分からセッション3の走行がスタートした。この日から吉田も走行を開始し、12台が周回。阪口や小高、高星が早々に1分45秒台に突入していく。

 このセッション3は赤旗中断なく走行が進んでいき、終盤残り7分を切り各車がふたたびピットアウト。残り3分というところで、宮田が1分44秒822にタイムを上げると、そのまま走行終了。宮田が首位、阪口が1分45秒302で2番手につけ、小高が1分45秒408で3番手に。高星、河野と続いた。なお、チェッカー間際には、DRAGON(TEAM DRAGON SFL)がV字コーナー立ち上がりでストップするが、大きなトラブルではなかった。

 2日間の締めくくりとなる専有走行4は、スーパーフォーミュラやTCR Japanの走行をはさみ午後4時から1時間の枠でスタートした。開始から20分を過ぎたころには各車が続々とタイムを上げていき、宮田が1分46秒365を記録。これを阪口が1分46秒台で上回るなどタイムを上げていき、開始から30分というところでは藤波(B-MAX RACING TEAM)が1分45秒938へタイムを上げた。

 西日が差し、走行も残り15分というところになると、各車が1分45秒台に上げ、一度ピットへ。再度アタックをかけていくが、ここで宮田が1分44秒606を記録し、この日の2セッションをトップで締めくくった。さらに阪口、高星が相次いで1分44秒台をマークするが、高星が1分44秒757で2番手。1分44秒967をマークした阪口が3番手となった。4番手には藤波、5番手には河野が続いている。

「テストでは自分がトップタイムでしたが、ライバルも速くなってくると思っていましたし、僕たちもまだ煮詰める部分があります。しっかりと専有走行で得たものを予選までに活かしたいと思っています。予選でポールポジションを獲ること、そしてスタートが重要だと思っていますので、明日はきっちり決めたいと思っています」とはトップタイムの宮田。

 また2番手につけた高星は「テストからセットアップを変えてきましたが、それが良い方向にいっていると思います。とはいえ、トップからは負けている部分もあるので、まだまだ詰めなければならない点はありますね。この週末は路面も特殊で、走るたびにコンディションも変わるので、自分たちがやれることをやって、予選に挑みたいですね」と語った。

 3番手につけた阪口も高星の意見に同調し、「走るたびに路面が大きく変わりますね。細かい部分まで詰め切れていないのは事実ですが、他チームも同じだと思うので、明日はどうなるかまったく分かりません」という。

「宮田選手が速いのは間違いないと思いますが、自分たちのスポットに入ればポールポジションを獲ることもできると思います。走ってみないと分かりませんね」

 専有走行の結果をみれば、僅差で迎えることになりそうな「GOLDEX mobile 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権もてぎラウンド」。ドライバーたちのコメントどおり、8月29日(土)の公式予選から、新たなシリーズの幕開けにふさわしい白熱した展開となりそうだ。

河野駿佑(RS FINE K&N 320)河野駿佑(RS FINE K&N 320)