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オートポリス大会の専有走行は不安定な天候に。ジルテールが最速
エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)
2026年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は、約1ヶ月のインターバルを経て第2大会を迎えた。舞台は大分県日田市のオートポリスだ。今回は今田信宏(JMS RACING TEAM)が欠場しているため13台がエントリーしているが、レースウイーク直前になってモビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFLの38号車には鈴木斗輝哉に代わり、三浦柚貴がドライブすることが決まった。
そんな第2大会のレースウイークは4月23日(木)午前10時15分から始まったが、この日のオートポリスは朝から雨模様。コースコンディションは完全なウエットで、午後0時15分までの間に5回もの赤旗中断を経ることとなった。そのうち、新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)、熊谷憲太(LMcorsa OTG 320)、アクシャイ・ボーラ(PONOS Racing TOM'S SFL)といったメンバーは車両にダメージを負ってしまった。
結果的に専有走行1回目はウエットコンディションのまま走行が進み、やや雨量が減ったタイミングで三井優介(DELiGHTWORKS)が記録した1分51秒220がベストタイムに。急遽の参戦となった三浦が1分51秒823で2番手となった。3番手には卜部和久(DELiGHTWORKS)が続いた。
午後の専有走行2回目は、当初予定から10分遅れとなる午後3時10分に始まった。午後もオートポリスは雨脚が強い状況が続いており、視界も悪く開始直後は7台ほどのみがコースインするに留まった。
コース上の水量は多く、開始から11分というタイミングで、KEN ALEX(BUZZ RACING)がターン13手前でストップし1回目の赤旗提示。ただ自走でピットに戻ることができた。
その後も走行する車両は少なかったが、開始から37分ほどというタイミングで、熊谷がターン14でストップ。2回目の赤旗となった。熊谷はその後ふたたびコースインするものの、開始から1時間20分ほどというタイミングでターン8でクラッシュ。3回目の赤旗となった。
セッションは残り35分ほど残っていたが、ガードレールの修復も必要となり、この赤旗で走行は打ち切りに。セッション2は三井が1分51秒704でトップタイム。卜部が1分52秒827で2番手となり、DELiGHTWORKS RACINGがワン・ツー。3番手にはオスカー・ブルツ(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)が1分54秒031で続いた。
■2日目の専有走行3回目はドライコンディションに
4月23日(木)の夜に雨はほとんど上がったものの、走行2日目となった4月24日(金)のオートポリスは曇り空。午前9時45分から始まった専有走行3回目はハーフウエットとなり、コースインする車両もスリックタイヤとウエットタイヤが混在する状況となった。なお前日にクラッシュを起こしトラブルが発生した新原は専有走行3回目開始時もコースインできなかった。
スリックでコースインしたメンバーのなかでは、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が開始から15分ほどで真っ先に1分40秒台へ突入。さらにポイントリーダーの三井が1分38秒644へさらにタイムアップしトップに立った。
そんな専有走行3回目だが、路面コンディションが向上しつつあった開始25分というタイミングでKEN ALEXが一時ストップしたことで赤旗が出されたが、自走でコースに戻りすぐにセッションは再開された。
その後専有走行3回目後半には晴れ間も見えはじめ、セッション終盤には各車が一度ピットに戻り、ほとんどの車両がニュータイヤを履いてのアタックシミュレーションも行われた。ここで1分37秒550にタイムを上げたのは三井で、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が1分37秒740で続き、卜部が1分37秒972で3番手へ。4番手にはブルツ、5番手にはジルテールが続く結果となった。なおアタック時には、熊谷が1コーナーでグラベルにストップしている。
午後1時50分からスタートした専有走行4回目は、前日の専有走行2回目が短縮された分、30分延長された。雲が多くなり細かな雨粒も舞うコンディションとなったが、路面はドライ。初日午前の専有走行1回目でクラッシュしていた新原も車両修復を終え、このセッションの走り出しからコースインした。
各陣営ともロングランが主体で、多くの車両が積極的に周回数を重ねていったが、開始から1時間15分ほどというタイミングで雨が強くなり始め、一時赤旗中断に。午後3時15分にセッションは再開されたが、コースはふたたびヘビーウエットとなった。
結果的に、ドライ時のタイムが残るかたちとなり、専有走行4回目はジルテールの1分37秒345が最速。梅垣の1分37秒522が2番手、熊谷が記録した1分37秒988が3番手タイムとなった。2日間での最速はジルテールとなった。
「初日はウエットでの路面を確認することができたし、タイムも良かった。ドライとなった専有走行3回目ではニュータイヤは履かなかったんだけど速かったし、午後はロングランとニュータイヤ1セットを使って、上位に食い込むことができたよ。土曜に向けて良い専有走行になったね」とジルテールは走行を振り返った。
4月25日(土)は第4戦/第5戦の公式予選と第4戦の決勝レース、4月26日(日)は第5戦、第6戦が行われるが、天気予報は刻一刻と変わっている。「ウエットでもドライでもスムーズにいくことを願っているけど、コースイン1分前まで状況は分からないね」とジルテールも天候がカギになると予想した。

梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)
三井優介(DELiGHTWORKS)
卜部和久(DELiGHTWORKS)







