第12戦はトゥルーリがポール・トゥ・ウインで2勝目 - superformula lights

TOPICS

第12戦はトゥルーリがポール・トゥ・ウインで2勝目

2023/07/16

エンツォ・トゥルーリと平良響エンツォ・トゥルーリと平良響

 上位陣にペナルティが相次ぐ荒れたレースとなった7月16日(日)の第11戦の決勝レースから7時間30分のインターバルを経て迎えた第12戦の決勝レース。さまざまなことがあった第4大会のレースウイークも、この一戦がラストレースとなった。

 この第12戦は前日の第10戦の決勝レースでグリッドが決まっており、初優勝を飾っていたエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)がポールポジション。2位の堤優威(Rn-sports F320)が2番手と、第10戦と同じフロントロウとなった。3番手には平良響(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、そして4番手には第12戦で結果的に初優勝を飾ることになった小出峻(HFDP WITH TODA RACING)がつけた。

第12戦 スタート第12戦 スタート

■スタートで平良が2番手に浮上

 気温25度と、蒸し暑さが続くなかで迎えた午後4時35分からの決勝。スタートでは、ポールポジションのトゥルーリがスタートを決めた一方、2番手の堤はやや蹴り出しが遅れ、3番手スタートの平良がTGRコーナーまでに2番手に浮上する。

 一方その後方では、小出が4番手につけていたものの、2周目には木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が小出をオーバーテイク。少しずつトップ3に近づいていく。かわされた小出は序盤いまひとつペースが上がらず、4周目で菅波冬悟(A-NeKT with B-MAX 320)にも。同じ周には野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)とのバトルを勝ち抜いた古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)にもかわされる結果となった。

 今大会のラストレースということもあってか、序盤から下位グループでも熱いバトルが勃発する。4周目には、イゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)とデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)、野中の3台が激しくポジションを入れ換えながらのバトルを展開していった。

 そんな戦いを後目に、僅差のまま周回を続けていたトップ3だったが、バトルを勝ち抜いてきた木村が今度は3番手の堤に接近していく。6周目、TGRコーナーで木村が並びかけると、コカ・コーラ・コーナーへのターンインでついに木村が3番手へ進出した。ただ、その頃にはトップのトゥルーリ、2番手の平良とのギャップはやや広がっていた。

エンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)エンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)

■木村が2番手の平良に肉迫

 等間隔でレースを進めていたトップ3だったが、木村は9周目、1分35秒392というファステストラップを記録し、1ポイントを獲得しにいく。木村は12周目にはさらに1分35秒346へファステストラップを更新すると、一気に平良とのギャップを縮めていった。

 第11戦では熾烈なバトルのなかでペナルティを課せられてしまったふたりだが、今回は平良がしっかりとポジションを守り抜くことに。ファイナルラップでもテール・トゥ・ノーズの戦いとなったが、平良、木村の順でフィニッシュすることとなった。

 一方そんなバトルの前方で、ニュータイヤの利を活かし、しっかりと首位を守ったままフィニッシュしたのがトゥルーリ。最後は2位の平良に2.870秒の差を築き、ポール・トゥ・ウインで第10戦に続く今季2勝目を飾った。平良が2位となったことで、TOM'Sがワン・ツーを飾っている。

 4位は堤で、5位は菅波という結果に。古谷は6位でフィニッシュした。小出は7位、レースを通じて激しいバトルを展開した2台はオオムラ・フラガが8位、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が9位でフィニッシュしている。

 マスタークラスは、オープニングラップで今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)をリードするも、3周目のメインストレートで2台はサイド・バイ・サイドに。TGRコーナーでDRAGONがインを突き、トップに浮上する。

 しかし、7周目には再び今田がDRAGONを逆転すると、今度は今田が5.321秒のリードを築き3連勝。富士大会のマスタークラスを完全制覇した。