第11戦は小高一斗がポール・トゥ・ウインで初の連勝 - superformula lights

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第11戦は小高一斗がポール・トゥ・ウインで初の連勝

2022/06/19

小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)

 6月18日(土)に行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第10戦では、長い赤旗中断や多くのアクシデントなど、さまざまなドラマが起きた。そんなレースの余韻醒めやらぬ6月19日(日)、午前9時05分から第11戦の決勝レースが行われた。

 前日午前11時10分から行われた公式予選では、2セット目のニュータイヤでタイムが向上。セカンドベストタイムで1分13秒590をマークした小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)がポールポジションを獲得し、1分13秒643の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が2番手へ。第10戦とはふたりのポジションが入れ替わるフロントロウとなった。

 3番手につけたのは、自己最高位スタートとなる古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)。4番手には平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、5番手には野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)、6番手には木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が並んだ。

第11戦 スタート第11戦 スタート

■スタートで古谷が2番手に

 朝から晴れ間が広がり、気温28度という暑さのなか迎えた第11戦のスタート。今回は無事に全車がスタートを切り、ポールポジションの小高を先頭に1コーナーに入っていくが、ここで好ダッシュを決めたのは3番手の古谷。スタートは悪くないものだった太田をアウトからかわし、2番手に浮上した。

 このトップ3に続いたのは平良、野中、そして木村という顔ぶれ。序盤上位は1秒以内の等間隔でレースを展開していくが、3周目の1コーナーで木村が野中をオーバーテイク。5番手に浮上した。一方、その後方では7番手の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、8番手の川合孝汰(Rn-sports 320)までが1列縦隊でレースを展開。ややギャップを開けてスタートで9番手に浮上したマスタークラス首位の今田信宏(JMS RACING with B-MAX)を先頭に、平木玲次(HELM MOTORSPORTS 320)、DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)、平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)という4台の争いが展開されたが、5周を終えて平木玲次がピットイン。タイヤを交換している。

 前日とは異なり序盤はアクシデントはなく、トップの小高がリードを築き、2番手の古谷を先頭とした上位が1秒前後のギャップで緊迫したレースを展開していったが、7周目に太田が1分14秒529というファステストラップをマークし古谷とのギャップを縮めていくものの、少しずつ上位の差は広がっていった。

 一方、トップ3の後方では、平良と木村が接近戦を展開。12周目には1コーナーで木村がわずかにコースアウトを喫するも、すぐにコースに復帰。平良の背後にふたたび近づいていった。

古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)

■マスタークラスは今田が連勝

 トップの小高は終盤まで1分15秒台前半のラップを並べ、古谷とのギャップを築くと、最終的に5.125秒のマージンを築き優勝。今季5勝目、そして自身初めての連勝を飾った。2位は古谷で第3大会に続き最上位タイに。3位は太田となった。

 その後方では平良が0.355秒差で木村を抑え4位に。5位は木村、6位は野中となった。マスタークラスは序盤から9番手につけた今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が序盤DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)とバトルを展開。9周目の1コーナーでは2台が接触し、DRAGONがコースアウトするシーンもあった。

 今田はその後も平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)とのバトルを展開したが、最後までポジションを守り総合9位に。マスタークラスでの連勝を飾った。

小高一斗と古谷悠河小高一斗と古谷悠河

今田信宏(JMS RACING with B-MAX)今田信宏(JMS RACING with B-MAX)