全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦 決勝上位ドライバーコメント - superformula lights

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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第9戦 決勝上位ドライバーコメント

2022/05/22

木村偉織

■第9戦 優勝
(HFDP WITH B-MAX RACING/Car No.1/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「昨日の第8戦ではスタートでフライングをしてしまったので、それを反省して今日のレースに挑みました。スタート自体は、守りに入りすぎてしまった部分があって良い加速ができずに太田選手に並ばれてしまい、1コーナーではアウト側に来られる展開になるかなと思ったので、頑張ってコーナーに先に入れば守り切れるだろうと、ブレーキングに集中しました。その後はミスをしないようにということを意識して走りました。今回は予選だけを走ったタイヤでレースに挑み、ペースが良いことは分かっていたので、その状態の中で、自分がどれだけ限界に近い走りを続けられるかというところを意識しました。ペースに関しては自信を伸ばせたと思います。スタートも手ごたえはありましたが、まだまわりに対して足りない部分はあるので、SUGO大会に向けてさらにブラッシュアップしていきたいです。SUGOもオートポリスと同様に独特なレイアウトで、個人的にはすごく好きなコースです。チャレンジングなこのコースをライツのマシンで走るのを楽しみにしています」

太田格之進

■第9戦 2位
(HFDP WITH TODA RACING/Car No.2/TODA RACING/SPIESS A41)
「昨日の2回のレースではスタートがあまりうまくいかず、いろいろと試行錯誤して今日に備えました。その結果、今週末の中では一番良いスタートが切れたのではと思っています。あわよくばスタートでトップに立つことを目標にしていましたが、並びかけるところまではいったものの抜くには至りませんでした。もう少しリスクをとっていけば、もしかしたら1コーナーで横に並んで、その先でチャンスはあったかもしれません。でも、きちんと完走するというのを第一にやっているので無理はしませんでした。また、木村選手と違って昨日1レースを走ったタイヤを使っていたので、たとえそこで前に出たとしても厳しいかなという思いもあって、無理せずポジションを守ることを優先しました。やはり後半にかけてタイヤが厳しく、野中選手に詰められる場面もありましたが、セクター3が速いのは分かっていたのでミスしないで走ることを心掛けました。結果的に、自分では『ミスをしていないな』と思えるくらい集中して走ることができ、重要な2位を獲得できて良かったと思っています。今週末、予選ではダブルポールが獲れましたし、鈴鹿から6戦連続で表彰台を獲得することもできました。ランキングでも2位とのギャップをつけられたので、チャンピオンという目標に向かってここから先も冷静にいきたいです。次のSUGO戦に関して、特に予選でポールポジションを獲ればおのずと結果はついてくると思うので、予選に集中して準備していきたいと思います」

野中誠太

■第9戦 3位
(PONOS Racing TOM’S 320/Car No.35/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「グリッドが第7戦と同じ位置で、前後のメンバーも同じ。それぞれの動きも予想できていたので、自信をもって1周目を走れました。太田選手に比べて僕の方がタイヤが良い状況でチャンスがあると思っていましたが、相手の大きなミスがなく、僕もそれほど大きなミスはなかったのですがセクター3でついていけずに抜けない、という展開が続きました。うしろの菅波選手もセクター3が速く、太田選手に近づきすぎてフロントを傷めてしまって、うしろから迫られる展開も想像していたので、ポイントをしっかり抑えて周回を重ねました。マシンのフィーリングとしては昨日以上のパフォーマンスは発揮できていたと思いますが、なかなか抜くことができませんでした。ただ、苦しい状況の中で考え抜いてクルマを作っていくという部分において、富士や鈴鹿以上にチーム一丸となって良いかたちを作れたと感じているので、ここからが本当の勝負かなと思っています。僕自身、3戦連続で表彰台に上がれたのも初めてで、自分自身のドライビングやレースの作り方も安定してきている気がします。ライバルに離されないようしっかり準備して、ベースを高いレベルからもっていけるように煮詰めていけたらと思います」

今田信宏

■第9戦 11位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING with B-MAX/Car No.4/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「今日は21周と長いレースだということもあり、序盤からフルプッシュというわけではありませんでした。タイヤがヒートしきってしまい、後半はペースがグッと下がり、DRAGON選手に追いつかれてしまったのも良い展開ではないと思いましたしね。ただ向こうにドライブスルーペナルティが出たのでいくらかプレッシャーがなくなり、ある程度はペース配分しながら走りました。昨日の第8戦でペナルティがふたつも出てしまい、あまりにも情けないレースでしたし、ペースも悪かった。ですから、きちんと走り切れて良かったです。DRAGON選手とはこれで4勝4敗。ほぼイーブンですね。とても楽しくレースできています。この先もいい戦いを続けていきたいですね」