第16戦は木村偉織がポール・トゥ・ウイン。平良に並ぶ - superformula lights

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第16戦は木村偉織がポール・トゥ・ウイン。平良に並ぶ

2023/11/18

木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

 2日間に渡る専有走行を経て、2023年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会は第16戦/第17戦の公式予選、第17戦の決勝レースが行われる11月18日(土)を迎えた。この日のモビリティリゾートもてぎは朝から快晴に恵まれた。

 11月17日(金)に終日降り続いた雨が路面上にわずかに残っている状況ではあったものの、午前9時25分からスタートした公式予選ではレコードライン上は乾いており、トラブルのためコースインすることができなかったデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)をのぞく11台は、全車がスリックタイヤを履きコースインした。

 各車ともウォームアップを経て、4〜6周目にアタックラップを展開していくが、ここで1分43秒285を記録し、第16戦のポールポジションを獲得したのは、金曜の専有走行で1周も走らなかった木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)。木曜のドライでの好感触そのままに、逆転チャンピオンへ向け好発進をみせ、ポールシッターへの1ポイントを獲得した。

 一方、2番手に続いたのは小出峻(HFDP WITH TODA RACING)。3番手には第4大会の富士以来の参戦となる菅波冬悟(B-Max Engineering 320)がつけることに。一方、ランキング首位の平良響(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)はセットアップに苦戦。さらにアタック中にもミスがあり7番手という結果となってしまった。

第16戦 スタート第16戦 スタート

■スタートで菅波が2番手に浮上

 公式予選から3時間30分ほどというインターバルで迎えた第16戦の決勝レースだが、予選後しばらく経つと風が強まり気温が下がるなか、当初予定の5分遅れとなる午後1時45分にスタートを迎えた。

 ホールショットを決めたのは木村で、トップのまま1コーナーに入っていくが、一方でさらに好スタートを決めたのは3番手スタートの菅波。やや蹴り出しが遅れた小出をオーバーテイクし、さらに3〜4コーナーに向けた競り合いのなかでイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)が小出をパス。B-MAX RACING TEAM勢がトップ3を占めていった。

 一方ポジションを落とした小出の背後からは、7番手スタートからジャンプアップした平良が急接近。2周目の3〜4コーナーの攻防でアウトから攻めた平良が4番手にポジションを上げると、これに続いた野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)も小出をパス。小出は2周目には7番手までポジションを下げてしまった。

 序盤の攻防で首位を守った木村は、3周目にはすでに2秒以上のマージンを菅波に対して築き、盤石なレースを展開していく。さらに6周目には、木村が1分44秒823というファステストラップを記録。ポールポジション、優勝、さらにファステストで得られる12ポイントを得ようとプッシュを続けていった。

表彰台を占めたB-MAX RACING TEAM勢表彰台を占めたB-MAX RACING TEAM勢

■木村がポイントで平良に追いつく

 レース中盤以降、上位陣の差は少しずつ広がっていったが、緊迫したのは菅波とオオムラ・フラガによる2番手争い。ただ、背後までつくと空気の流れが乱れ、オオムラ・フラガは菅波の後方まで続くも、菅波が最後までポジションを譲ることはなく、チェッカーを受けることになった。一方、その前方でレースをコントロールした木村は、14周のレースを危なげなく走り切り、第8戦鈴鹿以来となる今季5勝目を飾ることになった。2位は菅波、3位はオオムラ・フラガとB-MAX RACING TEAMが表彰台を独占した。

 これで木村は第16戦のポールポジション、優勝、そしてファステストラップを記録し、12ポイントを獲得。第17戦のポールポジションも決めており1ポイントを獲得していることを考えると、4位でゴールした平良とは実質の同点となった。5位は野中、6位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が入っている。

 マスタークラスは、オープニングラップからレースをリードした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が完勝。DRAGONに対してリードを広げ、これで第17戦、第18戦はリタイアしなければチャンピオンを獲得できることになった。