全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦 決勝上位ドライバーコメント - superformula lights

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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第5戦 決勝上位ドライバーコメント

2022/04/24

太田格之進

■第5戦 優勝
(HFDP WITH TODA RACING/Car No.2/TODA RACING/SPIESS A41)
「雨のスタートは初めてだったので、無難にというか、とにかくストールだけはしないようにと考えていました。実際には野中選手の方がかなり良いスタートを切ったので横に並ばれてしまいましたし、うまく決められたという感じではありません。それでもなんとかアウト側から被せてトップを死守することができました。チームが良いクルマを作ってくれたので、ペース自体はとても良く、一時は3秒くらいはうしろを引き離せました。セーフティカーが入るのは予想外で、『入らないでくれよ』とも思いましたが、セーフティカーランでもタイヤの熱を逃がさないように努力していたし、うまくリスタートも決められました。実際、SC明けの1周が一番速くて、あのゆっくり走るSCランの時間を有効に使えたというか、相手のロスの方が大きかったのかなと思うと、その点はうまくいったと思います。富士大会から第4戦まで、ずっとトヨタ勢に優勝を奪われていたので、ホンダ勢としての1勝目をつかむことができて良かったです」

小高一斗

■第5戦 2位
(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320/Car No.37/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スタートは正直あまり良くなくて、一瞬古谷選手にも並ばれてしまいましたが、1コーナーで前に出ることができたので3番手をキープできました。僕の前で太田選手と野中選手がバトルしていて、僕も序盤に仕掛けるという作戦で、結果的にS字コーナーで野中選手を抜けたのは良かったです。ただ太田選手には追いつくことができず、今後ウエットでの自分自身とクルマをもっとレベルアップさせなければと感じました。SC明けは相手の動きをうかがっていて、僕にとってはチャンスだったのでトライはしましたが、結果的には抜けませんでした。3番手スタートから最低限ポジションキープ、ひとつでも上でゴールすると決めていたので、できれば優勝したかったですが、最低限のことはできたかなと思います」

古谷悠河

■第5戦 3位
(Deloitte. HTP TOM’S 320/Car No.36/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スタートが抜群に良くて、小高選手よりも少し前に出ることができました。でも1コーナーで前のクルマの水しぶきがものすごくて、どこを走っているかも分からないくらいになってしまい、小高選手には『譲ってくれたの?』と後で言われてしまうくらい手前でアクセルオフしてしまい、もったいなかったです。SC明けまでずっと4番手でしたが、野中選手のコースオフで3番手になれました。チームの皆さんが素晴らしいクルマを用意してくれて、ずっとペースが良くて自分としてもとても手ごたえを感じていました。3番手に上がってからは特に焦ることもなく、『このままいけば表彰台だな』というのは分かっていて、ミスなく走るように意識しました。ダウンフォースが大きいクルマに対して、まだ自分のドライビング的にも大きな伸びしろがあることはずっと思っていて、富士では結果も良くなかったんですが、鈴鹿に入ってからはセッションごとに少しずつ良くなってきました。その結果、予選で4番手も獲れて、少しずつ進化はしているのかなと思います」

今田信宏

■第5戦 9位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING with B-MAX/Car No.4/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「スタートでは2台を抜くことができました。1周目の逆バンクで1台にかわされてしまいましたが、あと1台は最後まで抑えきりました! セクター1は相手の方が速かったのですが、ここはどんなに詰められても大きな失敗さえなければ基本的に抜かれることはありませんので、要所要所の立ち上がりだけはミスしないように頑張りました。マスタークラスで1位を獲れたことと、初めてちゃんとレースをして、若手を抑えきってゴールしたこと。ふたつをやり遂げとげられました。最後の第6戦でもマスタークラスでポール・トゥ・ウィンしたいし、全体でひとつでも前でゴールできたらと思っています」