全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦 決勝上位ドライバーコメント - superformula lights

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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第9戦 決勝上位ドライバーコメント

2023/07/02

平良響

■第9戦 優勝
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.1/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「2番手からスタートでトップに立ち、ファステストラップを狙うという作戦をしっかりと再現できたので、嬉しく思います。もしスタートで抜けなかったら……、ということも頭には入れていましたが、今日の第8戦で野中選手のうしろを走っていてもペースが良く、抜くこともできていたので、第9戦も抜けるだろうと思っていました。ファステストラップを記録してからは、うしろのペースを見ながらコントロールしましたが、路面温度も50度を超えるなか、初めてこのタイヤでこの路温を走ったので、リスクを負わずチェッカーまで走ることを第一優先としたのが理由です。次の大会は富士スピードウェイですが、鍵となるのはタイヤが変更されること、そして夏の富士であるということです。これに対応するクルマを作ることが大事になりますし、木村偉織選手も全力で取り組んでくると思います。それに負けないよう、僕も全力で努力していきます」

菅波冬悟

■第9戦 2位
(JMS RACING with B-MAX/Car No.4/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「スタートでは最高のスタートを決めるつもりでいましたが、少しミスがありました。逆に平良選手が抜群のスタートを決めたので、そこでひとつ負けてしまいました。その後は平良選手のペースがすごく良かったこと、うしろを走っていた野中選手もペースが良く、空力が乱れるなかで近いところにつけられていたので、正直前に追いつくよりも、うしろからいつオーバーテイクされるかの心理戦を戦っていたと思います。ただ途中からはあまりうしろを気にせず、今週ずっと持っていたドライビングの課題に対して、1周1周噛みしめながら取り組んでいきました。もちろん優勝が良かったですが、こうして代役でチャンスをいただき、運もあったにせよ2回表彰台に乗れたことを嬉しく思っています。引き続きチャレンジしたいと思いますので、またチャンスを掴めるよう頑張っていきたいと思います」

野中誠太

■第9戦 3位
(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/Car No.35/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「3戦連続の3位ということで、今回も悔しい気持ちがありますが、レース序盤からクルマの面でもプッシュできるものに仕上がっていたので、良いペースで走ることができました。ただ菅波選手とはタイヤの状況も異なっていたので、どうしてもトラクション方向で差がありました。いろいろと走り方を変えたりしましたが、オーバーテイクまではいきませんでしたね。チャンスとしてはシケインのブレーキングがあったものの、やはり路面温度も上がっていましたし、ブレーキも決して余裕があるわけではなかったので。距離を保ち、菅波選手のミスを誘ってはいましたが、うまく抑えられた印象です。この大会まででやっとこのタイヤへの合わせ込みができてきましたが、次戦からまたタイヤが変わるので、クルマの作り方やドライビングの詰め方など、この3大会で得られた自信とともに臨みたいと思います。まずは予選を追求し、トップに立てるようにしていきたいです」

畑享志

■第9戦 11位(マスタークラス優勝)
(A-NeKT with B-MAX 320/Car No.53/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「スタートを初めてミスすることなくできたのですが、後方にいた若手ドライバーがふたりとも同じチームだったので、来るならば行かせようと思っていました。一方で、DRAGON選手は今回ニュータイヤを履いていたので、序盤は耐えなければと思っていましたが、やはりうしろに来られて。序盤からずっとうしろにいたので苦しかったですね。とにかくミスをせず、前を見て走ろうと思っていました。それに疲労が蓄積されて大変でしたね。でも楽しかったですよ。この結果で今田選手ともポイントが接近したそうですが、次大会は残念ながら出場できないんです。でも、岡山大会では出るつもりですし、今田選手も出場するとのことでしたので、楽しくレースができれば良いですね」