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佐藤蓮がポール・トゥ・ウインで連勝。今季3勝目を飾る
佐藤蓮（TODA FIGHTEX）8月26日（木）から走行がスタートしたBuzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会も、8月29日（日）がいよいよ最終日。午前10時15分から、第5大会の2レース目となる第14戦が行われた。
8月28日（土）に行われた公式予選では、コースオープン直後から積極的にアタックを仕掛け、3セットのニュータイヤを投入し、コンディションにも合わせ1分45秒307というセカンドベストタイムをマークした佐藤蓮（TODA FIGHTEX）が第13戦に続きポールポジションを獲得。ジュリアーノ・アレジ（Deloitte. TOM'S 320）が2番手につけた。
3番手となったのは三宅淳詞（MAX RACING 320）で、野中誠太（Kuo カローラ中京 TOM'S 320）が4番手。チャンピオン獲得を目指す名取鉄平（Byoubugaura B-MAX Racing 320）は「ミスをしてしまった」とこの第14戦は6番手からレースを戦うことになった。
第14戦 スタート■スタート直後から3番手争いが白熱
8月29日（日）のツインリンクもてぎは、この週末で初めてと言える曇り空。直前に行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権のフリー走行の終了直前からパラパラと雨が舞った。ただコースを濡らすほどではなく、全車スリックタイヤを履き午前10時15分のスタートを迎えた。
スタートでは、ポールポジションの佐藤、2番手のアレジが順位を守ったまま1コーナーへ。一方3番手は三宅と野中が1～2コーナー、3～4コーナーとサイド・バイ・サイドのバトルを展開。5コーナーでも2台は並んで入るが、アウト側の縁石に乗った野中はわずかに失速。この間に、スタートで5番手に浮上した名取が先行。4番手につけ、河野駿佑（RS FINE K&N 320）も野中をかわし5番手へ。しかし、6番手となった野中は2周目の5コーナーからS字にかけての攻防で河野をオーバーテイクし、野中が5番手にひとつ順位を戻した。
そんな後方の争いを後目に、トップの佐藤は2周目に1分45秒399をマークすると、早くもアレジに対して1.594秒のリードを築き、2番手以下を突き放していく。緊迫度を増したのは、三宅と名取の3番手争い。表彰台をかけた争いが展開されていった。
三宅淳詞（MAX RACING 320）■最後までプッシュを続けた佐藤が連勝
トップの佐藤は、ユーズドタイヤでのレースだったが、9周目には1分44秒953というファステストラップをマークすると、10周目には2番手のアレジとの差を5.684秒に拡大。最終周にはファステストラップを1分44秒915まで縮め、最後までリードを広げ続けた佐藤が盤石のレースで今季3勝目を2連勝で飾った。なお、この佐藤の勝利でSiegfried Spiess Motorenbau GmbHがエンジンチューナー部門のチャンピオンを決めている。
2位はアレジで、3位争いは最後まで1秒以内の争いが続き、終盤には野中を交え3台での争いになったものの、三宅が最後まで順位を譲らず、今季3回目の表彰台を獲得。名取は4位でフィニッシュし、野中は5位となった。
6位争いも河野と神晴也（Byoubugaura B-MAX Racing 320）の僅差の争いとなったが、こちらも最後まで順位は変わらず、河野が1ポイントを獲得した。
マスタークラスは、前日の第13戦でチャンピオンを決めた今田信宏（JMS RACING with B-MAX）がSYUJI（B-MAX ENGINEERING 320）に大きな差をつけ優勝。9勝目をマークした。
