全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第14戦 決勝上位ドライバーコメント

平良響

■第14戦　優勝
（Kuo モビリティ中京 TOM’S 320／Car No.38／TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「フロントロウから太田選手の横に並べるくらいスタートが決まったので、自信をもって1コーナーに飛び込んでいきました。その後3コーナーから4〜5コーナーくらいで後方が混戦になっている様子がミラーで見えて、うしろとの距離が一気に離れてからは、自分の走りに集中できるようなレース展開になりました。富士大会で勝ってから2勝目がずっと遠かったのですが、やっとここに戻ってくることができました。第13戦は最後のアクシデントでクルマがかなり損傷してしまいましたが、チームの皆さんが夜遅くまでかけて直してくれて、万全の状態でレースに挑めました。このレースの結果でTOM'Sのチームタイトルも決まったとのことですが、チームメイトが4人いることでお互いに切磋琢磨して高めあってレースできていることが良い影響を与えているのだと思います。次のレースは最後尾からのスタートなのでトップは遠いですが、岡山大会では予選もしっかり決めて、好位置からスタートして優勝できたらいいなと思います」

野中誠太

■第14戦　2位
（PONOS Racing TOM’S 320／Car No.35／TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「課題だと考えているスタートがすごくうまくいきました。その後は、前にいる2台にアクシデントが起きた影響でかなりドタバタしましたが、自分自身は落ち着いてポジションキープができました。そこからは平良選手を追いかけることに集中して、うしろは気にせずにとにかくプッシュしました。ここのところ、ライツだけでなく他のカテゴリーでもトラブルが続いて、自分ではどうしようもできなくて悔しい時季が続いていたので、今回の2位は本当にホッとしています。自分のパフォーマンスをきちんと出せればこういった位置にいられるというのが分かって、自信にもなりました。次戦は9番手スタートですが、今回のようなスタートのイメージを活かして、攻めの姿勢で戦っていきます」

菅波冬悟

■第14戦　3位
（Byoubugaura B-MAX Racing 320／Car No.50／B-MAX RACING TEAM／SPIESS A41）
「自分のなかでは昨日の第13戦がチャンスだったにも関わらず不甲斐ないレースになってしまったので、今日は3番手スタートから、絶対にポジションをキープし、チャンスがあれば上を目指して走りたかったのですが、スタートで少し失敗してしまい、思い描いていた展開とは180度違う状況でレースが進んでいきました。ずっとうしろが近い距離でのレースになりましたが、意識としてはうしろは気にせず、ファステストラップをずっと聞きながらそれを追い続けるという気持ちで走りました。2台がトラブルで戦線離脱し、繰り上がりのような形での3位は不本意ではありますが、初表彰台を獲得できたことは良かったです。これをひとつのきっかけにして、今週末の残り1レース、そして最終大会の岡山に向けて勢いをつけていきたいです」

今田信宏

■第14戦　7位（マスタークラス優勝）
（JMS RACING with B-MAX／Car No.4／B-MAX RACING TEAM／SPIESS A41）
「スタート直後の1コーナーでもDRAGON選手の横には並べましたが、外側からだったのでかわすのは難しかったですね。その後オープニングラップを走っているなかで、タイヤ内圧などの関係なのか、どこのコーナーでも自分の方が分があるようだったので、とにかく1～2周目、どこかでオーバーテイクを仕掛けようと機会をうかがっていました。狙っていたとおり序盤に90度コーナーでオーバーテイクできて良かったです。若手がラップタイムを45秒台に入れたと聞いたので、本当は自分も47秒台には入れたかったのですが、なかなか思ったようにペースは上がりませんでした。このコースは本当に“基礎力”が試されます。まだまだだなと思い知らされますね。午後にある最後の第15戦も頑張ります」