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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第6戦 決勝上位ドライバーコメント
イゴール・オオムラ・フラガ
■第6戦 優勝
(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX/Car No.52/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「まずまずのスタートを決めることができ、できればファステストラップも獲りたいと思っていたので、いったんレースが落ち着いたところで前との距離をとってファステストを狙いましたが、途中からタイヤの消耗が進んでしまって……。最後に平良選手がおそらくトラブルで後退したことで1位に上がり、優勝することができたこと自体はとても嬉しいですが、次回はシンプルにスピードで勝ちたいと思っています。平良選手はストレートエンドで失速しがちで、途中でまたレーススピードに戻るという感じでしたが、最後は馬の背あたりで最後に伸びがなくなってしまったところでオーバーテイクしました。初優勝は、嬉しい気持ちが98%ぐらいです。100%に満たないのは、まだ自分に足りない部分があることが分かっているので、それをどうやって克服していくか、今後に向けてとても大事なところだと思います。その克服に向けて、全力を尽くして次戦以降も頑張り続けます」
エンツォ・トゥルーリ
■第6戦 2位
(モビリティ中京 TOM'S 320/Car No.37/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「グリッドポジションの5番手から3番手に上がることができて、とても良いスタートを切れたと思う。そこからは平良選手とフラガ選手にプレッシャーをかけつつ頑張ったけれど、このトラックはオーバーテイクが難しいということは分かっていたので、重要なのはミスをしないことと、ペースをキープすることだと思っていた。もうひとつ、菅生を走るのは初めてなので、慣れていくことも大事だと考えていたんだ。ここまでのレースウィークで専有走行の日がいずれもウエットコンディションだったので、土曜日がいきなりドライコンディションということで、とても難しかったけど、回数を重ねていくうちに徐々に良くなってきていると思うよ。チームのみんなとのコミュニケーションもどんどん良くなってきていると思うので、次戦はスタートはもちろん、その他にもたくさん、レースに勝つための努力を尽くしたいと思っているよ」
小出峻
■第6戦 3位
(HFDP WITH TODA RACING/Car No.2/TODA RACING/SPIESS A41)
「今回のレースは運で3位表彰台が転がり込んできたと思っています。スタートも悪くはありませんでしたが、木村選手の牽制にあい、自分もなんとか抜きたいと思って粘ったところ、ダーティな路面にタイヤを落としてゴミを拾ってしまい、うまくグリップせずに1コーナーでワイドにはらんでしまったりして、ポジションを落としてしまいました。序盤はそのような状態で前の選手から離されてしまいましたが、厳しいタイヤの中で少しずつペースを取り戻せたというか、前のクルマに近づいていけたと思うので、レースペースに関しては悲観していません。ただ、表彰台獲得というのはポジティブにとらえていますし、流れとしては良い方向に向かっていると思うので、これを次の鈴鹿に繋げたいです。鈴鹿は自分にとってホームコースですし、いちばん走り込んでいます。自分としても自信があるコースなので、やっぱり優勝したいです。今のところ2位と3位は獲っているので、次戦はきっちりと優勝し、そこから流れを変えて、ランキングで上にいる選手を逆転できるように頑張ります」
DRAGON
■第6戦 9位(マスタークラス優勝)
(TEAM DRAGON B-MAX 320/Car No.30/B-MAX RACING TEAM/ThreeBond TOMEI TB14F3)
「オートポリス大会からずっとスタートが良いので、そこで前に出て勝てたという感じですね。今年のタイヤは、特に暑い時期はマイレージですごく差がつくように感じます。今朝のレースも、僕は他のふたりと比べてマイレージが多いタイヤを履いていたので、ベストタイムは今田選手に対して0.7秒ぐらい差がついていました。次戦の鈴鹿大会ではやっぱりみんなスタート位置が良いレースでマイレージの少ないタイヤを使うでしょうから、3連勝は難しくなります。でもそういった部分もある意味、オーバーテイクが少ないスーパーフォーミュラ・ライツでならではの駆け引きで面白いのかなと思います。いずれにせよ、予選で前にいることが重要で、僕の今の課題はそこかなと思っています」