TOPICS
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第15戦 決勝上位ドライバーコメント
小出峻
■第15戦 優勝
(HFDP WITH TODA RACING/Car No.2/TODA RACING/SPIESS A41)
「自分がやることとしては朝の第14戦と変わらなかったので、しっかりとスタートに集中してレースに臨みましたが、第13戦、第14戦のスタートよりはうまくいかず、イゴール選手に近寄られてしまいました。その影響で牽制しなければならず、距離を詰められバックストレートエンドでかなり近い距離に並ばれてしまいました。ブレーキングの段階ではイゴール選手の前に出られてしまい、そこから位置取りで逆転はできましたが、リスクを軽減するという意味でも、そういう状況がないレースを作りたかったので、そこは反省点ですね。第13戦、第14戦はマージンをもったレースをしていて、無茶はしないとは言ってはいましたが、自分の最大限を尽くすという思いをもっているので、第15戦ではすべての周でフルプッシュしようと決めていました。だからあのタイムが出るだろうな、と思っていました。次は最終大会ですが、チャンピオンシップを意識していないかと言われれば、もちろんしています。しかしランキング3位という位置ですし、自分としては何が何でもチャンピオンを獲りにいくより、常に一戦ごとに自分ができる最大限を尽くし、かつ新たな挑戦をして、自分が得られるものを増やし、将来に向けてのレースにしたいと思っています」
イゴール・オオムラ・フラガ
■第15戦 2位
(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX/Car No.52/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「第15戦だけでなく、今週末は今季のなかでいちばん良い週末にはなりましたが、こんなにも悔しく感じたことも今シーズンでいちばんでした。第15戦では、スタートを今度こそ決めようと、いろいろなデータを見直し、クラッチにも少し正常ではない動きもあったので、クラッチ交換なども行って臨みました。その結果スタートがうまくいって、小出選手にチャレンジすることができたのは良かったのですが、結果的にあと少し足りなかったので悔しいです。この大会に向けてチームの体制が強力になり、僕が今シーズン参戦するまでに言ってきた無茶をまわりが応えててくれました。いろんな意味で強くなってきたなかで、その期待に応えることができずすごく悔しいです。でもこの気持ちを次回に向けたバネにして、チーム一丸となって最終大会を一生懸命頑張っていきたいと思います」
デビッド・ビダーレス
■第15戦 3位
(B-MAX RACING 320/Car No.51/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「初めての表彰台獲得まで少し時間がかかってしまったね。今週末の自分のペースについては、まだぜんぜん満足はいっていないし、やらなければいけないことはたくさんあると思っている。でも次のもてぎ大会に向けてもまだ良くしていきたいし、もっと良い結果を残すことができればと思っているよ。今回の第15戦に向けては、マイレージがいちばん短い良い状態のタイヤを入れたけれど、予選順位を考えたらこのレースに入れるのが良いと思っていたんだ。ただこのカテゴリーはオーバーテイクが難しい。1周目はうまくいかなくて、2周目に野中選手を抜いて3位になれたことは良かったと思う。とはいえ小出選手やイゴール選手に対してまだまだ足りないところも大きいので、その点は改善しなければならないね。次戦に向けては時間もあるし、今回の反省をしっかり活かしていきたい。もてぎは良いコースだと思うし、楽しみにしているよ。またポイントを獲り、表彰台にも登れたら良いと思う。今回良い週末を過ごした小出選手、イゴール選手におめでとうと言いたいね」
今田信宏
■第15戦 8位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING with B-MAX/Car No.4/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「良いレースにできたと思います。スタートは今週すごく良くて、前に出ることができました。後方でDRAGON選手に接触があったようで、単独走行になってしまいましたが、無線でDRAGON選手が自分よりもずっと速いペースで追い上げてきたと聞いたので驚きました。自分としてもプッシュはしていたので、その点は改善しなければいけませんね。今回、ファステストラップを3レースとも奪われ、かつポールポジションも2回DRAGON選手に獲られているので、そこだけでも5ポイント失っています。レース自体は2勝1敗でしたが、次回のもてぎ大会ではフルマークできるように頑張っていきたいと思います」