全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第17戦 決勝上位ドライバーコメント - superformula lights

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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第17戦 決勝上位ドライバーコメント

2024/11/10

小林利徠斗

■第17戦 優勝
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.38/TOM'S)
「4番手スタートだったので、優勝するためには3台を抜く必要があったのですが、それはあくまで結果なので、まずはなるべく良いレースができるよう、一番のチャンスとなるスタートで調子をつかんでいこうと臨みました。実際うまくスタートが切ることができて2番手に上がったあとは、中村選手の猛追をなんとかしのぎ切ったところで、先頭の野中選手にペナルティが出て繰り上げ優勝になりました。ただペースとしては野中選手には敵いませんでしたし、接近戦でもいろいろと至らない部分があったので、もっと成長する必要があると考えています。野中選手のペナルティはコントロールラインのところに提示されるボードで気づいて、おそらく何かあったのだろうとは感じていましたが、それを考えることはレース中に僕がやることではなく、まずは良い走りだと思っているので、しっかり自分の順位を守って、なるべく速いペースで周回することを考えていました。次はもてぎでの最終大会ですが、サーキットが変わればセッティングも走らせ方も変わります。このクルマに対しての習熟度もどんどん上がってきていると思うので、もてぎでもしっかりと適応して良いセットを見つけるという、毎回変わらないことをどんどん精度を上げてやっていければと思っています」

中村 仁

■第17戦 2位
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.35/TOM'S)
「今シーズン2回目のポールスタートだったのですが、また大失敗してしまい、小林選手と野中選手に抜かれてしまいました。それでも昨日のスタートミスに比べればマシというか、同じ失敗をしなかったのは、少し改善していっているのかなと思っています。昨日の第16戦は、小林選手とのバトルの中で2〜3回はチャンスがあったものの結局は1回も前に出られなかったという結果で、正直言うと今日も抜くのは厳しいだろうとは思っていましたが、昨日よりはうまく合わせこんだつもりでした。並んだところでのプレッシャーのかけ方も昨日よりは良かったなと思いますが、相手のブロックの方が上手で、自分の未熟さを感じたレースでした。今回、鈴鹿では一発の速さはありましたがロングランのペースはまわりに対してかなり劣っていたと思うので、一発の速さはさらに磨きをかけつつ、ロングランに関しても改善して、もっと強いレースができればと思っています」

古谷悠河

■第17戦 3位
(Deloitte. HTP TOM’S 320/Car No.37/TOM'S)
「グリッドが6番手だったので、どうにかスタートで順位を上げたいと思っていたのですが、うまくいきませんでした。ペースは悪かったものの2台をオーバーテイクして、野中選手がペナルティで下がり、結果的に3位になって表彰台に上がることができたのは良かったですが、自分としてはTOM'S勢の調子が良いなかで、予選では走路外走行で2番手タイムが抹消されてしまったので、そこでいろいろ崩れてしまった感じです。第16戦が最後尾からだったので、第17戦に向けてニュータイヤを温存しましたが、その第17戦はまわりにユーズドタイヤの選手が多く、同じくニュータイヤを履いていた選手もオーバーテイクすることができたので、そこに関しては良かったかなと思います。ただ最後の2〜3周で中村選手に追いついたものの、そこで仕留めきれなかったところは反省点です。今回は結果にはうまく繋がりませんでしたが、内容としては少しずつ良くなってきていました。特に一発の速さもそれなりに出るようになってきているので、この調子でもてぎもしっかりと戦い、今度はちゃんと予選から前にいけるように頑張ります」

今田信宏

■第17戦 8位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING TEAM/Car No.4/JMS RACING TEAM)
「ひさびさに優勝できましたが、今週はスピードがないですね。もともと鈴鹿では若手から2.5〜3秒落ちくらいで走れていたのですが、今回はDRAGON選手とふたりで苦戦しています。僕たちは直近のレースがFIA-F4で、その乗り方になってしまっていること、また今年のスーパーフォーミュラ・ライツはタイヤとエンジンが変わっていて、なおかつ今大会は季節が進んで寒くなってきたことも影響していると思います。レースになってしまえば僕もキャリアが長いですから、相手のわずかなミスがあればオーバーテイクができますし、スタートの緊張感をどう乗り越えていくかなど、いろんな要素で分があるのだと思っています。今回はそこでなんとか勝てたというだけで、やはりペースは課題です。ただ、だんだんとエアロで走る乗り方には慣れてきたので、午後の第18戦もまた勝てたらいいなと思っています」