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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第18戦 決勝上位ドライバーコメント
野中誠太
■第18戦 優勝
(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/Car No.36/TOM'S)
「しっかりスタートを切ることができれば優勝できる可能性は非常に高かったですし、第17戦のミスもあったので慎重にいきましたが、それが良いスタートに繋がったので、そこは良かったと思います。荒尾選手がかなり近い距離にいる中で、第16戦の展開を考えると後半にかなり良いペースで来るとは考えていました。あまり余裕がある展開ではない状況で僕なりにタイヤマネジメントなども考えながら、後半までペースが落ちないように意識して走った結果、最後の落ち方も少なく終えられたと思います。昨日以上の良いレースができたかなと思います。朝のレースではジャンプスタートのペナルティを受けましたが、昨日のスタートが良かったので同じように切ることを心掛けていました。データで振り返っても誤差の範囲で動いてしまっていたので、良いスタートを切るにはギリギリのところを使っているのだろうなと。第17戦はああいう形になってしまいましたが、同じミスはしないようにと考えていました。鈴鹿に入ってくる前のポイント差を考えたら、この週末でこれだけ差を縮められたことはポジティブですし、何よりチームが本当にいいクルマを作ってくれて、僕自身初めてのポールポジションも獲って、決勝のペースも非常に良かったです。ただもてぎも同じように行くかと言えばそう簡単ではないと思うので、しっかりと切り替えていきたいです。僕にとっては最後のスーパーフォーミュラ・ライツにもなると思うので、悔いの残らないように準備してしっかり戦っていきたいです」
荒尾創大
■第18戦 2位
(HFDP WITH TODA RACING/Car No.2/TODA RACING)
「昨日の第16戦を考えると後半のペースは良かったのですが、序盤に出遅れてしまい、最終的に抜くところまでいきませんでした。今回のレースはそれよりも周回数が少ないので、同じようにしていても抜けない可能性があったので、序盤にプッシュして最初の数周で抜けなければ厳しいだろうなと思っていました。序盤に仕掛けようと思ってタイヤを使っていたので、ラスト数周はタイヤのタレが一気にきて、ペースとしては一気に落ちてしまいました。前大会の岡山からいろいろと改善してきて、今回は第16戦をフロントロウからスタートすることができました。タイヤのマネージメントもプッシュもしてトップのうしろまではつくことができましたが、そこで抜けなかったことが反省点で、もう少しレースペースを考えないとダメだったかなと思います。でも前回のレースから考えれば成長したと思うので、最終戦に向けても準備をしていきたいです。今年の最初のテストはもてぎでしたが、その時の調子は良かったので、データを見直して最終戦ではポールを獲って優勝できるように頑張ります」
中村 仁
■第18戦 3位
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.35/TOM'S)
「第16戦、第17戦とスタートが良くなかったので、今週末を通して一番良いスタートが切れたかなと思います。そこを改善できたことが今週で一番良かったところです。序盤、タイヤの状態が良いときからトップ2にはすぐに離されてしまい、全力で走ってもついていけないという状況でした。周回を重ねるごとにタイヤも苦しくなってきて、どんどん差が開いていってしまう一方で、この週末を通して3戦とも同じような展開だったので、ちょっと見直さないといけないかなと思っています。この週末、速さはありつつもロングランが課題となりました。改善できるところはたくさんありますし、チャンピオンは少し厳しいかもしれませんが、まだあきらめきれません。全部勝ち切っても他力本願になってしまうところはありますが、チャンピオンを目指してしっかりと週末をこなしていこうと思います」
今田信宏
■第18戦 9位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING TEAM/Car No.4/JMS RACING TEAM)
「レース中に藤原選手に抜かれてしまい、向こうのペナルティに救われた感じです。僕はユーズドタイヤだったので、後半はしんどくなるかなと思っていました。スタートはばっちりと決まって、入山選手も含めて3台を抜けたのですが、その後で入山選手をおさえようとタイヤを使ってしまったので、それがなければもう少しクラストップを守れていたかもしれません。ただ、相手がどこで抜きに来ても抑えようと頑張りました。鈴鹿は走っていて楽しいコースなので、そこで2連勝できて良かったです」