スタートの攻防を制した阪口晴南が第7戦SUGOで2勝目を飾る - superformula lights

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スタートの攻防を制した阪口晴南が第7戦SUGOで2勝目を飾る

2020/10/18

第7戦を制した阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)とマスタークラス優勝のDRAGON(TEAM DRAGON SFL)第7戦を制した阪口晴南とマスタークラス優勝のDRAGON

 10月17日(土)に行われた公式予選、第6戦の決勝レースを経て、迎えた10月18日(日)のスポーツランドSUGOは、秋晴れの下で迎えた。コースは完全にドライコンディションとなり、レース日和と言える気候の中、午前8時35分に第7戦の決勝に向けたコースインがスタートした。

 前日の公式予選では、細かな雨が降り続くなか行われたが、阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が序盤矢継ぎ早にタイムを上げ、第6戦のポールポジションを獲得するとともに、終盤に行ったアタックで1分26秒966というセカンドベストタイムをマーク。第7戦もポールポジションを獲得した。

 2番手につけたのは宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)。3番手には小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)、そして4番手には名取鉄平(TODA FIGHTEX)が続いていた。

第7戦 スタートシーン第7戦 スタートシーン

■阪口が1コーナーでトップを死守

 迎えた午前9時の決勝レーススタート。前日の第6戦は雨は上がっていたものの、アウト側のグリッドがやや湿っており、イン側のスタートだった宮田がホールショット。阪口は2番手につける展開となっていたが、この日もスタートで激しいせめぎ合いとなった。

 フロントロウの2台はどちらも好スタートを切ったが、ポールスタートの阪口がイン側の宮田を激しく牽制。1コーナーを死守した阪口がトップに立つ。一方、2列目の小高と名取も激しい争いをみせ、わずかにアウトにはらんだ小高のインを突いた名取が3番手につける。

 1周目、阪口は宮田に対してリードを築きにかかるが、宮田もハイペースで阪口の1秒以内につける。2台からややギャップは離れ、名取と小高、そして河野駿佑(RS FINE K&N 320)の争いが激化。2周目、一度は小高が名取の前に出るものの、S字からハイポイント、レインボー、そして馬の背に至るまで名取と小高は激しいバトルを展開。馬の背で小高がわずかにはらんだ間に、河野が4番手を奪った。

第7戦 スタートシーン第7戦 スタートシーン

■上位2台の争いは終盤まで僅差の争いに

 逃げる阪口は、6周目に1分12秒583というファステストラップをマークし、わずかに宮田とのギャップを広げにかかる。ただ、宮田も8周目以外は1分12秒台のラップを並べ続け、終盤には2台のギャップはふたたび1秒台へと接近していった。

 しかし、阪口は最後までセーフティマージンを保ち続けると、19周を走りきり優勝。第5戦岡山に続く2勝目を飾った。また7周目には1分12秒583というファステストラップもマークしており、初のフルポイントとなった。2位は宮田で、3位は終盤ややギャップを離した名取が入り、第1戦以来の表彰台獲得となった。

 4番手争いも終盤まで接近戦が続いたが、河野が守り切り2戦連続の4位に。小高が5位という結果となった。6位争いも序盤から入山翔(Albirex-RT)とDRAGON(TEAM DRAGON SFL)の2台により接近戦が展開されていったが、入山が守り切り、2戦連続の6位となっている。

 DRAGONは7位でマスタークラスの優勝。植田正幸(Rnsports320)がマスタークラス2位、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がマスタークラス3位という結果となった。

 この後第8戦は、午後零時35分にスタートが切られる。

阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)