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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦もてぎ
スタートを決めた宮田莉朋が3連勝。第1ラウンドを制圧
GOLDEX mobile全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦は8月30日(日)、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースが行われ、宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が3連勝。2位は阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)、3位は小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)となった。
午前に行われた第2戦から、スーパーフォーミュラの公式予選と決勝、TCR Japanの決勝をはさみ、午後4時20分に迎えた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦の決勝レース。この第3戦は、第1戦の決勝レースの順位でグリッドが決まっており、ポールポジションを宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が獲得。2番手には阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が並んだ。3番手には名取鉄平(TODA FIGHTEX)、4番手には小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)がつけている。
なお、第1戦でマスタークラス優勝を飾ったDRAGON(TEAM DRAGON SFL)は、午前の第2戦でエンジントラブルが発生。エンジン載せ替えを行ったため、グリッド降格で12番手からのスタートとなっている。
前日同様、陽が傾きはじめた中で切られたスタートでは、宮田がまたもホールショット。阪口が続くが、小高が名取をかわし3番手に浮上する。後方でも藤波清斗(B-MAX RACING TEAM)、河野駿佑(RS FINE K&N 320)、神晴也(Albirex-RT)らによる激しいポジション争いが展開されたが、1周目は宮田、阪口、小高、名取、高星明誠(B-MAX RACING TEAM)、藤波というトップ6で終えた。
2周目以降、バトルが激しくなったのは4番手争い。3周目には高星が名取をかわし4番手に浮上すると、高星は少しずつ3番手の小高とのギャップを縮めていく。一方、このレースでもファステストラップにこだわり、宮田が3周目以降ファステストを刻みながら、2番手の阪口とのギャップを築いていった。
宮田は2番手阪口に大きなリードを築いていき、阪口と3番手の小高との差も同様に開いていったが、レースも折り返しを過ぎると、高星が小高の背後につく。さらにその後方では、名取を先頭として藤波、河野、神が四つ巴の戦いを展開していった。
トップの宮田は、1分45秒台のラップを並べ、9周目には1分45秒461というファステストも記録、最後は阪口に対して8.139秒の差をつけチェッカーを受けた。これで第1ラウンドで獲得できる最大の35ポイントを手中に収めることになった。
2位は阪口で、3戦連続の表彰台となった。3位争いは終盤高星が差を詰めたものの、小高が守り切り表彰台に。4位は高星という結果となった。また5位争いも名取がしっかりと順位を守り切っている。6位は藤波となった。
マスタークラスは、グリッド降格となったDRAGONが1周目に吉田基良(B-MAX ENGINEERING)をかわし11番手に浮上するが、好ペースで走る植田正幸(Rnsports320)はなかなか攻略することができなかった。
しかしレースも終盤となった12周目、V字コーナー立ち上がりでDRAGONがピタリと背後につけると、ヘアピンから90度コーナーへの攻防でついに植田をパス。DRAGONが10位でチェッカーを受け、第1戦に続くクラス優勝を飾った。