第8戦は宮田莉朋がポール・トゥ・ウインで今季6勝目を飾る - superformula lights

TOPICS

第8戦は宮田莉朋がポール・トゥ・ウインで今季6勝目を飾る

2020/10/18

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)

 第7戦を終えた後、全日本スーパーフォーミュラ選手権のノックアウト予選を経て迎えた第8戦の決勝レース。10月15日(木)から走行が行われてきた第3ラウンドも、19周の第8戦が最後のレースとなる。

 今回は第6戦の決勝結果でグリッドが決まっており、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)がポールポジションから、阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が2番手、小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)が3番手、4番手に河野駿佑(RS FINE K&N 320)が並んだ。

 午前よりも雲が増えた中で迎えたスタートでは、ポールポジションの宮田が好スタートを決め、阪口はやや蹴り出しで遅れたものの2番手をキープ、小高が3番手に続く。4番手スタートの河野は小高の背後につけるものの、順位は変わらず、オープニングラップは宮田、阪口、小高、河野と続く展開となった。

 一方激しい展開になったのは5番手争い。DRAGON(TEAM DRAGON SFL)の後方には入山翔(Albirex-RT)がつけるが、最後尾スタートから追い上げをみせた名取鉄平(TODA FIGHTEX)がオープニングラップですでに入山の背後につけると、早々に名取は入山をかわしていった。

 さらに名取は、続く2周目の馬の背でアウトからDRAGONをパス。これで5番手に浮上する。入山が6番手、DRAGONが7番手と続く序盤となった。

第8戦のスタートシーン

■阪口が宮田を追うも、最後まで順位は変わらず

 一方、宮田は2周目に1分12秒865をマークし阪口とのギャップを築きにかかるものの、前日の第6戦の序盤戦とは異なり、阪口は1分13秒台のラップタイムを並べ続け、宮田から1.5秒ほどのギャップをキープ。2台は何かあれば逆転が可能な差のまま中盤戦を迎えていった。

 マッチレースのまま2台は終盤戦を迎えたが、トップの宮田は最後まで阪口に1秒以内への接近を許さない走りをみせ、そのまま優勝。今季6勝目を飾るとともに、2周目にマークした1分12秒865がファステストラップとなり、1ポイントを加えてみせた。

 2位は阪口、3位は小高という結果で、第6戦と表彰台は同じ顔ぶれとなった。4番手争いは中盤、名取が河野とのギャップをやや縮めるものの、河野が3戦連続の4位フィニッシュという結果に。名取は最後尾から追い上げ5位という結果となった。

 6番手争いは、終盤DRAGONが入山との差を詰めるものの、入山が守り切り3戦連続の入賞を果たした。DRAGONは7位でチェッカーを受けたが、これでSUGO大会マスタークラスの3連勝を飾ってみせた。

 マスタークラスは、スタートで遅れた植田正幸(Rnsports320)をかわし今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が2番手につけていたが、植田が今田をかわし2位に。レース後半まで粘りをみせた今田は3位となり、マスタークラスは表彰台の顔ぶれが3戦連続で同じものとなった。

小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)