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第10戦はスタートを決めた阪口晴南が制し、今季3勝目
11月14日(土)の公式予選、第9戦の決勝レースから一夜明け、迎えた11月15日(日)は、午前8時20分から第10戦の決勝レースを迎えた。11月14日(土)に行われた公式予選では、赤旗中断をはさむ展開の中で3セットのニュータイヤを投入した名取鉄平(TODA FIGHTEX)が1分36秒071にセカンドベストタイムを伸ばし、自身初めてのポールポジションを獲得した。
2番手には阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)がつけ、3番手には宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)が続くことに。また4番手は小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S 320)だったが、第9戦のトラブルによりエンジン交換を行ったためグリッド降格となり、河野駿佑(RS FINE K&N 320)が4番手からスタートを切ることになった。また、スタート直前にクラッチトラブルが起き、石坂瑞基(B-MAX ENGINEERING)がグリッドからピットに戻されてしまう。
■スタートで阪口がホールショット
前日の時点で名取自身が「良いスタートを決めたい」と語っていたスタートだったが、蹴り出しで2番手スタートの阪口が優り、トップで1コーナーへ。一方名取には3番手スタートの宮田が並びかけるものの、アウトから名取がコーナーに入り、2番手を死守。阪口、名取、宮田という順位で1周目を終えた。
一方その後方では、6番手スタートのルッカ・アレン(Albirex-RT)が好スタートを決め1周目の2〜3コーナーへの攻防で順位を4番手まで上げ、河野、そして追い上げをはかる小高と続く。そのなかでペースに優る小高は、2周目の1コーナーで河野をパス。さらに第2ヘアピンでアレンをかわし、本来のグリッドである4番手まで順位を戻した。
また小高にかわされたアレンは、3周目の第2ヘアピンで河野にも先行を許し、序盤は阪口を先頭に名取、宮田と続くトップ3、4番手からは小高、河野、アレンと続いた。
トップの阪口の後方からは1〜2周目に名取が食らいついていったものの、5周目を迎える頃には少しずつその差が拡大。一方、名取の背後からは宮田が近づくものの、一時間隔をとりファステストラップを狙いにいくシーンも。
■マスタークラスはDRAGONが6連勝
首位を走る阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)は、10周目には1分37秒114というファステストラップをマークすると、2位の名取に8.207秒差をつけトップチェッカー。今季3勝目を飾った。
一方名取には終盤まで宮田が近づくも、名取がポジションを守り切り、2位でチェッカー。自身の最高位を更新し、今季4回目の表彰台を獲得した。ただ、ポールポジションスタートだっただけにレース後名取は悔しさをにじませた。宮田はファステストラップも狙ったが、結果的に届かずとなった。
4位には小高、5位には河野が入り、終盤は単独走行となったアレンは6位でフィニッシュ。第9戦に続くポイント獲得を果たした。マスタークラスは、DRAGON(TEAM DRAGON SFL)が終盤まで入山翔(Albirex-RT)を追う走りをみせ、6連勝を果たしている。