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宮田莉朋がポール・トゥ・ウインで第11戦を制し今季8勝目
宮田莉朋（カローラ中京 Kuo TOM'S 320）11月15日（日）午前8時25分から行われた第10戦終了から4時間のインターバルで迎えた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第11戦の決勝レース。引き続き爽やかな晴天に恵まれるなか、午後1時05分からの決勝レースを迎えた。
今回のグリッドは、11月14日（土）に行われた第9戦の結果で決まっており、宮田莉朋（カローラ中京 Kuo TOM'S 320）がポールポジション。阪口晴南（Buzz Racing with B-MAX）が2番手、名取鉄平（TODA FIGHTEX）が3番手からスタートすることになった。4番手には河野駿佑（RS FINE K&N 320）が、5番手には石坂瑞基（B-MAX ENGINEERING）がつけ、第9戦でストップした小高一斗（カローラ中京 Kuo TOM'S 320）は最後尾からスタートした。
第11戦 スタート■中団争いは序盤から白熱
1周のフォーメーションラップを経て迎えたスタートでは、ポールポジションの宮田が抜群のスタートを決め、トップで1コーナーへ。名取が1コーナーでアウトから仕掛けるも、阪口が2番手に続く。
その後方では河野が4番手につけるが、1周目で早くも最後尾から5番手まで浮上したのは小高。さらに絶好のスタートを決めたDRAGON（TEAM DRAGON SFL）が6番手へ。ルッカ・アレン（Albirex-RT）が7番手に続いた。
勢いに乗る小高は2周目に河野をかわすと4番手へ浮上する。これで上位陣は宮田を先頭に阪口、名取、さらに小高、河野、DRAGONというオーダーとなった。
しかしDRAGONは4周目にアレンに接近を許すと、5周目の1コーナーでアレンがアウトからDRAGONをオーバーテイク。さらに石坂もDRAGONをかわしていったが、DRAGONは入山翔（Albirex-RT）には順位を譲らず。7周目の1コーナーでは入山がアウトから仕掛けるも、DRAGONがポジションを守り、入山が逆にわずかにコースアウトを喫した。
河野駿佑と小高一斗の争い■第9戦と同じ表彰台の顔ぶれに
トップの宮田は、2周目に1分37秒797をマークすると、阪口とのギャップをコントロール。2～3秒のマージンを築きながらレース終盤を迎えた。一方、3番手の名取には小高が接近。終盤には両者の差は1秒ほどに近づいていく。
またポイント圏内を争う戦いも白熱する。単独走行となった5番手の河野の後方では、アレン、石坂による6番手争いが展開されていったが、10周目にアレンが2コーナーでストップ。石坂が6番手に浮上することになった。
ただ気温も上がるなか、コンディションが第10戦から異なっていたこともあり、それぞれペースに苦しみながらチェッカーを迎えた。優勝は宮田で今季8勝目をマーク。2位は阪口、3位は名取という結果となり、第9戦と同じメンバーとなった。
4位は終盤まで名取を追いつめた小高、5位は河野という結果に。石坂は6位でチェッカーを受けた。7位争いは、ファイナルラップにDRAGONをかわした入山が制し、DRAGONは8位となったもののマスタークラス7連勝を飾った。
