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2日間のテストは宮田莉朋がトップタイムで締めくくる
Rn-sportsから参加の三宅淳詞が2番手に
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の合同テストは12月21日(月)に1日目4時間の走行を終え、12月22日(火)は走行2日目を迎えた。セッション3は午後零時から2時間の走行となった。なお、佐藤蓮(TODA RACING)は1日目の走行で車両にダメージを負い、2日目は走行を行っておらず、セッション3は7台が参加した。
陽も昇り、ほんのりと暖かさを感じるなかでのセッション3は、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sは直前までスーパーフォーミュラで走行していた宮田莉朋が37号車に乗車。36号車には小高一斗が乗り込んだ。また、ルーニースポーツの10号車には三宅淳詞、B-MAX ENGINEERINGの13号車には平木玲次、B-MAX RACING TEAMの50号車には金丸悠が、51号車には佐々木大樹、RS FINEは佐藤セルゲイビッチが乗り込みコースインした。
序盤、宮田が1分32秒360をマーク。小高一斗が1分32秒980で続くが、開始から40分が経過したところで、直前に1分33秒051という自己ベストタイムをマークしていた三宅淳詞(ルーニースポーツ)がピットロード入口付近でガス欠のためストップしてしまったため、セッションは赤旗中断となった。ただ、三宅は再度コースインを果たしている。
セッション後半、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの37号車に平良響が乗車。また、B-MAX RACING TEAMの51号車は午前にスーパーフォーミュラをドライブした今田信宏が乗り込み周回。また、河野駿佑も途中からRS FINEの35号車のステアリングを握った。
このなかでタイムを上げてきたのは平良で、18周目には1分32秒846をマーク。終盤には各車ともタイムを上げていき、金丸、河野、今田が自己ベストを更新。ただ、最後まで宮田のタイムを上回るマシンは現れず、宮田の1分32秒360が最速。三宅が2番手、金丸が3番手という結果となった。
このテストがスーパーフォーミュラ・ライツ初走行ながら2番手につけた三宅は、「1日目よりもタイムを上げることができましたが、トップをとることができなかったのは悔しいですね。もちろん首位はチャンピオンの宮田選手なので簡単には勝てないとは思いますが」と語った。
「セッションの最後にはニュータイヤを2連続で履かせていただいたのですが、もっとうまくまとめられれば良かったです。とはいえ、これほどのクラスのクルマで走る機会はめったにないですし、自分の経験値はかなり増えたのではないかと思います」
他の多くのスーパーフォーミュラ・ライツ初体験のドライバーも、2日間でのテストで有意義な経験ができたと口を揃えた。2021年に向けた期待とともに、このテストで2020年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の全日程は終了することになった。