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Buzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第6戦 決勝上位ドライバーコメント
名取鉄平
■第6戦 優勝
(Byoubugaura B-MAX Racing 320/Car No.50/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「開幕戦の頃から、いつも良いスタートが切れていたのですが、今回はスーパーフォーミュラの後ということもあって路面が少しべたついていたようで、それを考えてスタートしたものの、逆にミスにつながってしまいました。ホイールスピンが多くてアレジ選手に並ばれてしまい、かなり危うい状況でした。その後のペースは良かったですが、中盤にファステストラップを獲られてしまい、奪い返そうとはしていたものの、少しトラブルのような症状がありマシンの様子が不安で、『もしかしたらチェッカーまでたどり着けないかも……』と大事に走りました。自分の走りたいように走れないレースでしたが、3連勝できたのはチャンピオンシップを考えても良かったです。今日は第4戦よりも良いレースができましたし、足りない部分はまだありますが、スキルアップもしていると思うので、このまま前進してオートポリスでも連勝したいです」
ジュリアーノ・アレジ
■第6戦 2位
(Deloitte. TOM'S 320/Car No.36/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「第5戦と同じように、このレースでもまだ良いスタートが切れたとは言えない感じでした。2番手をキープしたままの難しいレースでした。うしろの平良選手も速かったですね。SFLにSFのようなOTSがなくて良かった。もしあったら、今日は平良選手に抜かれていたと思う。今回はSFLとスーパーフォーミュラのレースを交互に走ることになり、まったく違うそれぞれのクルマに乗るためのスイッチの切り替えが大変な週末でした。こういった経験は初めてでしたが、毎周自分の成長を感じることができたし、マイレージを稼ぐこともできました。僕を信頼してふたつのカテゴリーに出してくれたチームにはとても感謝しています」
平良 響
■第6戦 3位
(Kuo カローラ中京 TOM'S 320/Car No.37/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「5番手グリッドという位置からのレースでしたが、得意のスタートで1台抜くことができました。それにニュータイヤだったので、序盤の速さを活かして3番手に上がれたのは良かったです。そのままの勢いでアレジ選手を抜きにかかりましたが、一発のチャンスを活かせず失敗し、逆に差を広げられてしまいました。彼とはペースが同じくらいだったので、その後はなかなか近づけず、後半に入ってどんどん追いついていく感じはありましたが、最後まで仕掛けることはできなかったです。今シーズンは優勝を目指して戦っていますが、トップとの差が大きく、表彰台にもなかなか上がれないという序盤戦になってしまいましたが、次はオートポリスでサーキットも変わるので、ドライビングもクルマもいろいろと考えて臨みたいと思います」
今田信宏
■第6戦 10位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING with B-MAX/Car No.4/B-MAX ENGINEERING/SPIESS A41)
「第5戦がああいうかたち(クラッシュによるリタイア)になってしまったので、まずは第6戦に出られただけでもすごいことだと感じています。メカニックの皆さんが必死に直してくださったおかげで、本当にチームには感謝しています。だからこそ今回のレースではマスタークラスで絶対に優勝したいと思っていたので、良かったですね。レースペースもとても良かったですが、DRAGON選手を追いかけながら、最後までなんとか抜き返したいという気持ちでいくと向こうも僕のペースを見ながらプッシュするので、近づいたけれど追いつけず……という感じでした。最後までペースが落ちずにいけたのは良かった半面、ここでまだ余力が残っているということは、まだ全力でいけていないのだということ。改善すべき点はあるなと思いましたが、素晴らしいチームで走れたこと、この週末に2勝できたことは良かったと思っています」