全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第1戦／第2戦予選上位ドライバーコメント

川合孝汰

■第1戦　予選ポールポジション／第2戦　予選3番手
（Rn-sports 320／Car No.10／ルーニースポーツ／SPIESS A41）
「タイヤの温めかたや内圧の上げ方などで、二度目のアタックラップ2周目のセクター3でタイムの落ちがあって、セカンドベストが少し届かなかったなという感じがあります。ただ、セッションのトップを獲れたというのは自分の自信に繋がりました。セカンドベストは経験もあるなかで、もう少し『こうすれば良かった』と思う部分はありますが、いちばん速かったという結果はもちろん気持ちがいいですね。ただ、あくまでも予選ですし、レースは決勝で勝たないと話になりません。今回、速いクルマをチームに用意していただいたことに感謝して、その恩返しという意味でも決勝でしっかりと良いレースをしたいです。ただ、気合を入れすぎたり集中しすぎたりすると失敗しますから、少し肩の力を抜いて、レースを楽しむぐらいの気持ちでミスなく走っていきたいと思います」

小高一斗

■第1戦　予選2番手（エンジン交換ペナルティにより5グリッド降格）／第2戦　ポールポジション
（Kuo モビリティ中京 TOM’S 320／Car No.37／TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「今週はずっと、よく分からないくらい不調です。チームの中でも自分はうまく乗れていなかったし、ずっとスッキリしていないです。昨日までの専有走行に比べれば良くはなっているし、合わせこみに満足はしていませんが、2番手という順位は昨日の時点では見えていない位置だったので、現状の中でできることはやれたかなと思います。グリッド降格もあって後方からのスタートなので、まずはスタートをしっかり決めて、第3戦のグリッドに響く第1戦でできるだけ上の順位で帰ってこられるよう、長いレースなので最後まであきらめず頑張ります」

太田格之進

■第1戦　予選3番手／第2戦　予選2番手
（HFDP WITH TODA RACING／Car No.2／TODA RACING／SPIESS A41）
「とても僅差の予選になるのは分かっていて、限界を出さないといけないけれど、いきすぎたり攻めすぎたりすると一気にタイムを落としてしまう。そういう点では、思いきりというよりは安定したタイムを出しにいきたいという気持ちがあって、タイムとしては昨日のベストに比べると下がっていると思います。コンディションの違いもあって、たぶんみんなも走りをまとめるのは難しかったと思いますが、僕自身は走行中にどんどんアジャストしていけて、2レースとも上位グリッドからスタートできるのは良かったです。僕は気迫がありすぎるタイプで、落ちついて走れば速いんだと散々チームや監督に言われていて、今は自分の癖を見極めてアジャストしているところですが、チームがそういう部分を集中して見てくれて、自分自身も少しずつ改善できているのでいい環境で走らせてもらえていると思っています。決勝に関してはスタートも今のところいい感じなので、落ち着いてやりたいと思います」

今田信宏

■第1戦　予選11番手（マスタークラス首位）／第2戦　予選12番手
（JMS RACING with B-MAX／Car No.4／B-MAX RACING TEAM／SPIESS A41）
「今回の予選は路面コンディションが悪く、その状況だとなかなかうまく合わせられなかったですね。もともと『若手ドライバーたちから1秒以内のタイムでいくぞ！』という意気込みでアタックしましたが、それだけで走っていたら散々な結果でした。気負いだけでまとめられず、ダメでしたね。決勝ではなんとか挽回して、良い走りをしたいですね」

DRAGON

■第1戦　予選12番手／第2戦　予選11番手（マスタークラス首位）
（TEAM DRAGON B-MAX 320／Car No.30／B-MAX RACING TEAM／SPIESS A41）
「長いこと戦っているので、いろんなコンディション変化は理解できています。何のカテゴリーが前に走っているかによってグリップが全然違ってしまい、そこはエンジニアとドライバーの予測値しかなく、それが当たったか当たらなかったかというギャンブル的要素が高い。今年は若手も、ドライバー力やチーム力がギュっと詰まっているので、それはそれで面白いんじゃないかと思いますね。僕と今田さんは同じチームでライバル。今回の予選も、それぞれのドライバーとエンジニアがコンディション変化に対してセットを変えて臨んでいると思うけど、正直に言って、当たらなかったです。第1戦の結果が第3戦のポールポジションにつながるので、まずはそこを僕たちふたりで争う、良いレースをしたいと思います」