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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第7戦 決勝上位ドライバーコメント
菅波冬悟
■第7戦 優勝
(JMS RACING with B-MAX/Car No.4/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「天候が不安定の中での決勝になることは前日から予測されていましたが、雨雲レーダーを見ても雲があるのに雨が降っていたり、逆もあったりと、どちらのタイヤでいくのかはすごく悩んでいました。ただ上位陣はスリックを履いており、フォーメーションラップでのグリップ感でもいけると思いましたが、スタート直後にウエットを履いていた堤選手のペースが良かったこともあり、ギャンブルしようと途中ピットインにてタイヤ交換を行いました。途中、雨が止んだときにスリック勢の方がタイムが良くなるときもありましたが、とにかく焦らずタイヤをボロボロにしないように集中して走りました。昨年は予選でなかなか結果を残せるのに残せなかったレースが続き、今回スポット参戦して課題は克服できてはいませんでしたが、こうして結果を拾うことができました。こういったかたちでの初優勝は嬉しいところもあり、悔しい気持ちがあるのも正直なところです。この結果で第9戦も前からスタートできるので、優勝して気持ち良く週末を終えたいと思います」
平良響
■第7戦 2位
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.1/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スタート前後に雨が降るのか降らないのか、ずっと雨雲レーダーとにらめっこでしたが、ギャンブルには出ず、スリックタイヤで走ろうと決めました。うしろからレインタイヤを履いたマシンが来ていることをチームより聞いたときは、今日はレインのレースだったのかな……と思いましたね。レインを履いている選手の抜きぶりはすごく、その中で菅波選手がいちばんタイヤを守っている印象があり、このままいってしまうのかな……と感じました。結果的にそうなってしまい、悔しいというか残念というか。ただ、チームも一生懸命考えてくれた結果なので仕方ないです。明日はドライで走れますし、予選でもフィーリングが良いことは分かっているので、自信たっぷりにレースをしたいです」
野中誠太
■第7戦 3位
(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/Car No.35/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「まずは、この記者会見に戻ってくることができたことにホッとしています。この難しいコンディションでのスタートで1周目は僕のなかでもすごく集中し、小出選手がはらんだところでオーバーテイクを行うことができました。そこは狙いどおりでしたね。レース中盤は小出選手が迫ってくるところ、自分が平良選手に迫れるところを確認しながら考えてレースをしたので、ギリギリを攻めることができたと思います。あと一歩スリック勢のなかでの走りは足りていなかったですね。今季はタイヤが変わり、その合わせ込みにすごく苦労していますが、その分クルマの理解はすごく深まりましたし、前大会、今大会でかたちになってきています。その点はドライバーもチームも成長することができました」
畑享志
■第7戦 8位(マスタークラス優勝)
(A-NeKT with B-MAX 320/Car No.53/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「難しいレースでしたね。いちばんうしろのグリッドからのスタートだったこともあり、レインタイヤでさらに内圧を低めにする仕様とし、レース中盤から後半にかけてしっかり走ることができるようにしました。そうしたら雨も降ってきて、狙いどおりになりましたね。序盤にもう少し頑張ってスリックタイヤ勢を抜くことができれば良かったですが、結局セーフティカーが入ってしまって。SCが入らなければ美味しい展開でしたね。とはいえ、若手ドライバーはレースがうまいです。並んでもなかなか前に行かせてくれませんし。明日のドライでのレースも頑張ります」