TOPICS
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第12戦 決勝上位ドライバーコメント
エンツォ・トゥルーリ
■第12戦 優勝
(モビリティ中京 TOM'S 320/Car No.37/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「良いレースだったと思う。第11戦は残念だったけれど、その時はユーズドタイヤを使っていたのでそこに苦しめられた部分もあった。午後の第12戦は序盤にアドバンテージを築くことができると思ったので、最初の5周くらいはかなりプッシュしたよ。ペースができてからは、昨日と比べると若干オーバーステア気味だったのだけれど、レース全体としては良い流れだったと思う。エンジニアの山田さんをはじめチームのみんながとても頑張ってくれたおかげだ。富士は僕がよく分かっているサーキットなので、自分にとって次に繋がるレースができたと思う。次の岡山をはじめ新しいサーキットについてはシミュレーターなどを使って練習したり、チームにいろいろ情報を聞いたりして準備していこうと思う。チームにもいろいろと話を聞いてみようとも思っているよ。自分としては次の大会にも自信をもって臨めると思っている」
平良響
■第12戦 2位
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.1/TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スタートで2位に上がり、その後はトゥルーリ選手を追いかける展開になりましたが、タイヤの違いもありまったく追いつけず、逆に木村選手を意識するレースになりました。ペースとしても木村選手の方が速くて心が折れそうにもなりましたが、なんとか踏ん張って、トラックリミットを我慢して、最後まで耐えきったと感じています。本当は前を目指していかないといけないのですが、そういう意味では次の岡山大会でどういう勢力図になるのかということだと思うので、次は前しか見ないようなレースを続けていきたいです。岡山までの長いインターバルをどう使うかが肝になると思います。エンジニアの皆さんといろいろと話もしながら、シミュレーターでも練習を重ねて臨みます」
木村偉織
■第12戦 3位
(HFDP WITH B-MAX RACING/Car No.50/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「6番手からのスタートになり、スタート自体はいつもどおりという感じでしたが、その後のTGRコーナーでの混戦のなかで良いポジションに自分のクルマを置くことができ、ポジションアップできました。次の周に小出選手をパスして、その後で堤選手を抜くのに少し苦戦はしましたが、ペースはあるという自信はもっていたので、自分の走りを崩さないように意識しながら走りました。堤選手とのバトルで平良選手とのギャップが開いてしまい、追いつける気はなかったのですが、フルプッシュし続け、攻め続けました。最後は足りずに追いつかなかったですが、レース2で平良選手から盗んだ走りが僕の中で大きな収穫だったので、まだまだドライビングで足りない部分があるなということを改めて発見した週末になりました。次戦は岡山で、昨年は専有走行が良くても予選、決勝と良い流れを保てなかったのですが、それについては原因も分かってきているので、今シーズンは大丈夫かなと思っています。特別なことはできないですが、やれることをやるだけだと思っています」
今田信宏
■第12戦 11位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING with B-MAX/Car No.4/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「スタートはうまく決まり、その後の配置の取り方も良かったですが、前が比較的渋滞している中の最終セクターでDRAGON選手にうまく合わせこまれてしまいました。いつも1〜2周目あたりはDRAGON選手にストレートで抜かれそうになります。ギャップを作っておければ大丈夫なのですが、ギャップがないときにはいつも同じようにオーバーテイクされそうになるので、次からはしっかり対策を考えないと、と思っています。前回の鈴鹿でDRAGON選手が『同じ出場数で勝負しようよ』と言ってくれました。本当にありがたい話で、それに対する恩返しというわけではないですが、精一杯フルプッシュして、その結果お互いに良いレースができたらと思います。今回も精一杯戦った結果かなと思います」