TOPICS
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第5戦 決勝上位ドライバーコメント
小出峻
■第5戦 優勝
(HFDP WITH B-MAX RACING/Car No.50/B-MAX RACING TEAM)
「今回は開幕大会で未知の部分が多かったです。もちろん昨日の第4戦を走ったことでタイヤのグリップダウンがどの程度だったかは分かっていましたが、レースは何が起きるか分からないという意味で、常に油断しないようにと思っていました。スタートもかなり入念に考えて、結果良いスタートが切れたので、そこからはとりあえず1周プッシュしてファステストラップを獲りに行きました。うしろを気にせず、前だけ見て走れば勝てるとは思っていたので、SCが出て最後の3周はヒヤヒヤした部分はありましたが、予想どおりのレースになりました。スタート直後『中村選手の前になんで野中選手がいるんだろう』と素直に思いましたが(笑)、かなり良いスタートを切ったんだろうなと。自分にできる最大限を尽くそうと走っていたので、野中選手が大きくポジションアップしてきたことに対してメンタルがぶれることはありませんでしたね。残り1戦、オートポリスはオーバーテイクが難しいので、今回の野中選手のようにスタートでしっかり前に出て、そこからは自分のレースをしたいと思っています」
中村仁
■第5戦 2位
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.35/TOM'S)
「昨日のレースが1周目でリタイアとなってしまい、レースを走り切るのはこれが初めてでしたが、まず野中選手が良いスタートを切ってきたので、抜かれてしまいました。ただあちらがユーズドタイヤだということは分かっていたので、こちらに分があることも分かった状態で走っていました。とはいえダウンフォース抜けなどに対処しきれず、なかなか抜けないでいたのが今回の敗因だと思っています。終盤にSCもありましたが、そういうチャンスが巡ってきたにも関わらず、勝利をつかみきれなかったのは、自分のタイヤの温め方やマネジメントに問題があったかなと思います。リスタートでは、僕自身は最終コーナーを得意にしているのでここをうまく決めれば野中選手を抜いた時と同じように抜けると思ったのですが、ダウンフォース抜けに対処しきれずチャンスをつかみきれませんでした。今回レースを走り切ってデータも取れましたし、自分自身のクルマの走らせ方でもまだまだ改善できるところがあるので、第6戦は最後尾スタートですが、つかみきれるものは全部つかむつもりで戦います」
野中誠太
■第5戦 3位
(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/Car No.36/TOM'S)
「スタートが本当にうまくいきました。昨日失敗した分データを良く見返したところ、改善するのが大変な部分ではなかったので、ちょっとしたアレンジでうまくいくことができました。中村選手が迫ってきましたが、新品タイヤのピークグリップが最初の部分にあることは理解していたので、そこさえ抑えれば最後まで守り切れると考えていました。ただ向かい風で思っていた以上にスリップが効いていましたし、中村選手も最終コーナーをうまくまとめていたので、速度差が予想以上でディフェンスが遅れてしまったのが反省点です。でもユーズドタイヤの中ではペースは良かったと思います。最後の第6戦もスタートを落ち着いて決めて、しっかりうしろを引き離して優勝できるよう頑張ります」
今田信宏
■第5戦 9位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING TEAM/Car No.4/JMS RACING TEAM)
「スタートの蹴り出しは良かったのですが、そこでミートしすぎて失速してしまいました。昨日は蹴り出しが悪かったので、少し良くしようと思っていったら今度はやりすぎてしまいました。DRAGON選手に並びかけられてしまいましたが、無事にトップを守ってスタートできて、少しギャップも開いたので、自分のペースを守るように一生懸命走りました。第4戦に比べて周回数も短く、気温もかなり低かったのでタイヤのダウンは少なかったと思います。13ラップ、気持ちよく走れました。残り1レースも、最後はニュータイヤを履いていけるので気持ちよく走れるかなと思います。気温は上がりますが、最後もポール・トゥ・ウインで気持ちよく勝ちたいです」