第15戦は小出峻がふたたびポール・トゥ・ウイン。今季6勝目 - superformula lights

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第15戦は小出峻がふたたびポール・トゥ・ウイン。今季6勝目

2024/09/15

小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

 4日間に渡って走行が行われてきた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会もいよいよ最終レースとなる第15戦を迎えた。このレースのスターティンググリッドは第13戦の結果で決定しており、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)がポールポジション。第14戦を制したケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が2番手につけた。

 3番手には小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、4番手には野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)と、第14戦で接触したふたりが2列目に並ぶことに。3列目には中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が並んだ。

 なお、午前9時から行われた第14戦では、1周目にアクシデントが起きたが、このクラッシュによる車両ダメージの影響で、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がレースを前にリタイヤを決定していた。そのため、第15戦は12台で争われた。

第15戦 スタート第15戦 スタート

■小出がホールショットを決める

 昼ごろには晴れ間も広がり、蒸し暑いなか午後1時55分に迎えた第15戦の決勝レース。スタートでは、小出がトップで1コーナーへ入り、フレデリックが2番手へ。3番手に小林と、グリッドどおりの順位で1コーナーへ入っていった。

 一方、その後方では野中の背後から中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が猛プッシュ。アトウッドカーブで野中に並びかけたが、ヘアピン、リボルバーコーナー、パイパーコーナーと続く攻防で野中も防戦。逆に、中村の背後につけていた荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が中村をオーバーテイク。野中、荒尾、中村というオーダーとなった。

 そんな争いのなか、トップの小出は第13戦同様、2周目に1分24秒658というファステストラップを記録。フレデリックに対して大きなリードを築いていった。一方で、フレデリックの背後からは小林が接近。こちらも第13戦を思わせる展開となっていった。

ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

■マスタークラスはDRAGONが4連勝

 小出はレース後半以降もタイヤをきっちりとマネージメントしながらリードを築き、最終的に18周を走り切り、2番手に5.270秒のリードを保ち優勝。今季6勝目を飾ってみせた。一方、2位争いはフレデリックと小林の間で1秒以内の戦いが続けられ、野中、荒尾も加わる4台の集団となっていたが、最後までオーダーは変わらず。2位にフレデリック、3位に小林と第13戦と同じ表彰台の顔ぶれとなった。

 4位は野中、5位は荒尾で、4台の集団からやや離れた順位でフィニッシュした中村が6位となった。

 マスタークラスは、DRAGON(TEAM DRAGON 324)がポールポジションだったものの、スタートで藤原誠(TEAM DRAGON 324)が先行。DRAGON、清水康弘(GNSY 324)というオーダーでレースが進められていく。

 しかし、5周目に入る頃にはDRAGONが藤原のテールにピタリとつけ、テール・トゥ・ノーズのバトルに。さらにここに清水も加わり、三つ巴の戦いとなったが、8周目にヘアピンからリボルバーコーナーに続く戦いを展開したDRAGONが藤原をかわし決着。DRAGONがそのまま逃げ切り、この岡山大会での3連勝、富士での第12戦から4連勝を飾った。