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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第16戦 決勝上位ドライバーコメント
野中誠太
■第16戦 優勝
(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/Car No.36/TOM'S)
「今週、僕たちTOM'Sとして非常に流れが良いのですが、僕はその中でも調子が良く、専有走行からロングランのペースも悪くなかったので、自信をもってレースに臨むことができました。スタートを決めることができ、そこでギャップを作ることができましたが、スーパーフォーミュラの車両が走った後で、路面温度が上がったこともあり、ペースの落ちが予想よりも大きく、最後は荒尾選手に迫られてしまいました。わりと早い段階からタイヤがたれてくる雰囲気が分かって、ドライビング自体もいろいろと工夫しながら走ってはいました。落ち着いて大きなミスなく走るということがとても重要だったのですが、何とか守り切れて良かったです。終盤はあまりチャンピオンシップのことを考える余裕もなかったですが、残り3周はエンジニアさんからも『気合だぞ』と声をかけてもらって、本当に気持ちで頑張って走りました。今回は公式予選でスーパーフォーミュラ・ライツでの初めてのポールポジションを獲れたことが素直にうれしかったですし、こうして落ち着いてレースを戦って勝てたということが自信につながりました。明日の第17戦では小出選手が前にいますが、あまり気にせず、今日のように自分がやるべきことをしっかりやれば結果はついてくると思うので、明日も落ち着いて走れればと思います」
荒尾創大
■第16戦 2位
(HFDP WITH TODA RACING/Car No.2/TODA RACING)
「スタートでホイールスピンしすぎてしまい、順位を下げてしまうかと思ったのですが、後続もあまりスタートが良くなかったみたいで2番手はキープできました。野中選手はスタートが抜群に良かったので1コーナーまでにかなり離れてしまい、レース前半も野中選手のペースが良くてプッシュしても追いつかない状況だったのですが、中盤以降は自分の方のペースが上回ってきていて、タイヤ自体はとても辛い状況だったものの、なんとかクルマをねじ伏せて、最後に食らいつくところまでいけました。抜けなかったのは残念ですが、明日に向けては良いレースにできたかなと思います。タイヤが辛い状況はみんな一緒で、そんななかでどのくらいクルマをコントロールできるかというところでペースに違いが出てくると思って、なんとか必死に走ってキープできました。明日は5番手からなんとか前に出て表彰台を目指して頑張りたいと思っています。第18戦はまたフロントロウからスタートできるので、スタートを改善して前に出られるようにしていきたいです」
小林利徠斗
■第16戦 3位
(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC/Car No.38/TOM'S)
「5番手からのスタートで、トップを狙うにはかなり遠いと思っていましたが、自分ができることをひとつひとつこなし、ひとつでも順位を上げられるように頑張ろうと思ってスタートしました。スタート以外では抜きづらいコースですから、スタートには本当に気持ちを入れて挑みましたが、前にいたクルマがみんなホイールスピンしていたなかで僕はスタートが決まったので、そこでまず順位を上げることができたのは良かったです。その後のペースについては、基本的に誰かのうしろを走っているときでもしっかり食らいついて、あわよくば仕掛けにいける想定をしたセットにしていたので、集団の先頭を走る状況にクルマの状態が合っておらず、だいぶ苦しい場面は続きましたが、なんとか抑えることができたので、僕の走り方としてもかたちになった部分はあったと思っています。中村選手とのバトルは、クリーンにいくことは大前提で、順位を守るためにできるだけのことを尽くしました。お互いを尊重したからこそのバトルができて、すごく良かったと思います。明日の第17戦は今回とひとつポジションが違うところからのスタートですが、やることは基本的に一緒です。自分がやれることに集中できればいいなと思っています」
清水康弘
■第16戦 9位(マスタークラス優勝)
(GNSY 324/Car No.8/GNSY RACING)
「10数年ぶりのレース復帰で、フォーミュラも今年初めて。それもスーパーフォーミュラ・ライツという、アマチュアにとってはトップのカテゴリーへの挑戦だったのですが、ようやく勝てて良かったです。スタートは少し慎重になりすぎてしまった結果、DRAGON選手に抜かれてしまいました。早い段階でトップを取り戻したいと思ってずっと機会を探っていましたが、運よくシケインの立ち上がりからうまく合わせることができて、1コーナーでトップに戻ることができました。17周の連続周回の中で、風の向きの変化やタイヤの落ちがあるので、集中してコンスタントにタイムを並べるというのは大変なことだなと改めて思いましたね。明日も2レースあるので、全部勝てるように改めて集中して臨みたいなと思います」