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1周目の攻防を制した小林利徠斗が今季3勝目を飾る
小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)
小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が2024年のスーパーフォーミュラ・ライツのチャンピオンを決めた11月30日(土)の第1戦から一夜明け、第1大会もてぎは第2戦/第3戦の決勝日となる12月1日(日)を迎えた。この日もモビリティリゾートもてぎは空気が冷たいものの秋晴れに恵まれた。
午前9時20分にフォーメーションラップがスタートした第2戦は、第1戦と同じトップ3の顔ぶれとなった。ポールポジションは第1戦に続き1分42秒613を記録した小出。小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が1分43秒245で続いた。
3番手につけたのは荒川麟(TEAM DRAGON 324)で、第1戦では7番手だった中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が第2戦では1分43秒273を記録し4番手につけた。一方、公式予選、第1戦決勝と電気系トラブルに泣いた野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)は11番手。ただ第2戦では、無事グリッドに車両を並べることができた。
■小出と小林による1周目のトップ争い
朝日が注ぐなか迎えた第2戦の決勝。抜群のスタートをみせたのは、前日2位で終わっていた小林。1コーナーで小出に並びかけると、5コーナーからV字コーナーにかけての攻防で小出をオーバーテイク。トップに立ってみせた。
一方、3番手スタートの荒川はややポジションを落とし、代わってニュータイヤをこのレースに投入していた中村が3番手に。5番手スタートのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、菅波冬悟(JMS RACING TEAM)と続いたが、2周目の5コーナーにかけての攻防のなかで菅波はわずかにフレデリックと接触があり、順位を下げてしまった。
2周目以降、小林、小出、中村という3台がトップ集団を形成。4番手のフレデリック、5番手には荒川に先行した荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が僅差で続く上位陣の顔ぶれとなった。
小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)
■マスタークラスはDRAGONが連勝
ただ、前日に続き上位陣はペースがいずれも悪いものではなく、もてぎではなかなかオーバーテイクが実現せず、上位陣の順位は膠着したままフィニッシュを迎えた。優勝は小林で、今季3勝目を記録。小出は2位、中村が3位となった。フレデリック、荒尾、荒川までがポイントを獲得。前日トラブルに悩まされた野中は追い上げをみせ8位でフィニッシュした。
マスタークラスは、今回の第2戦もスタートでDRAGON(TEAM DRAGON 324)がトップに浮上。ただ清水康弘(GNSY 324)も僅差で続き、レース終盤はふたたびテール・トゥ・ノーズの戦いを展開した。
ふたりの戦いはファイナルラップまで続いたが、今回もDRAGONが要所をおさえ、0.418秒差で清水を振り切り連勝を飾っている。