TOPICS
三つ巴の争いを制した野村勇斗がポール・トゥ・ウインで今季10勝目
2日間4回に渡る専有走行を終え、2025年のシーズン最終大会となる全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会は、走行3日目となる11月29日(土)を迎えた。この日は午前8時50分から第16戦の公式予選がスタートした。
気温10度に満たない冷え込みのなか、各車ともタイヤを温めるために4周ほどを必要とし、5〜6周目に続々とタイムが縮められていったが、刻々とタイムが更新されていくなか、チェッカー周に1分43秒135を記録した野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)がポールポジションを獲得した。
わずか0.012秒差の2番手につけたのは佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)。3番手には、5周のみの周回となった小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が1分43秒292で続くことに。マスタークラスはこの大会がスーパーフォーミュラ・ライツのデビューとなったKEN ALEX(BUZZ RACING)が1分45秒147を記録。デビュー戦でのポールポジション獲得を果たした。
■トップ3の僅差の争いは終盤まで続く
午後2時10分にフォーメーションラップが始まった第16戦は、快晴のもと14周の決勝レースのスタートを迎えたが、ポールポジションの野村が好発進を決める一方、2番手スタートの佐野はホイールスピンが大きくわずかに遅れ、小林が2番手に浮上する。佐野は4番手スタートの三井優介(DELiGHTWORKS)にもかわされるが、1周目のS字で佐野が三井をかわし3番手を取り戻した。
1周目、リードを奪った野村は小林とのギャップを広げにかかるが、1秒前後の差がなかなか広がらない。3番手となった佐野も小林から1秒ほどのギャップで続いており、専有走行のタイムが示すとおり3台の僅差の上位争いとなっていった。
一方、4番手につけた三井の後方からは、今回スポット参戦している山越陽悠(DELiGHTWORKS)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)が続き、僅差の争いを展開。やや離れて卜部和久(B-MAX RACING 324)を先頭にした4台による7番手争いが続くオーダーとなった。
このモビリティリゾートもてぎはダウンフォースが抜けやすくオーバーテイクが難しいコースのひとつで、序盤の接戦の後は三井と山越の4番手争い、卜部とエステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)の7番手争いが接近戦となったほかは等間隔のレースとなったが、9周目にマスタークラスの今田信宏(JMS RACING TEAM)がコースアウトしたことで、レースはセーフティカーランに。上位陣のギャップがリセットされることになった。
13周目にセーフティカーは退去し、残り2周の戦いとなったが、上位陣の順位は変わらず。野村はポール・トゥ・ウインで今季10勝目を飾ってみせた。2位は小林、3位は佐野という結果に。DELiGHTWORKS RACING同士の僅差の争いは三井が最後まで順位を守り4位でフィニッシュ。山越は初レースを5位で終えた。6位は古谷となった。
■清水が優勝でマスタークラスチャンピオンを決める
マスタークラスは、これまでスタート練習を行った経験が少なかったポールポジションのKEN ALEXが遅れ、清水康弘(GNSY RACING 324)がトップに浮上。DRAGON(TEAM DRAGON 324)、今田と続いた。KEN ALEXは1周目、最終ビクトリーコーナー立ち上がりでスピンを喫し、遅れが広がってしまった。
上位陣は2周目以降、1秒前後のギャップでレースを進めていったが、清水が少しずつリードを広げていく一方、DRAGONと今田が僅差の争いを繰り広げていった。ただ、9周目にヘアピンで今田がコースアウトしグラベルストップ。これでレースはセーフティカーランとなった。
リスタート後、2番手だったDRAGONにはKEN ALEXが追いつき接戦を展開するが、その前方ではふたたびリードを広げた清水が逃げ切り優勝。2025年のマスタークラスチャンピオンを決めた。

野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)
第16戦 スタート
清水康弘(GNSY RACING 324)







